逃げられない、家庭の問題。

休職して1ヶ月。やっぱり体調がまた悪くなってきた。

想定はしていた。家庭の問題だ。

以前の記事にも書いた通り、夫の不倫発覚から別居となり、仕事に打ち込むことで気が紛れていた部分もあったが、仕事から解放された今、どうしても夫婦の今後について考えてしまう。

夫は私がこんな状況になっても、のらりくらり。全然変わる気配はなく、相変わらず飲み歩いている。

離婚すれば自分の気持ち的には楽になれるんだろうけど…「こどもたちの幸せ」を一番に考えると決めたから、離婚という選択肢は現実的ではない。

私の周りにもシングルマザーは沢山いる。が、大多数は親が元気で裕福で地元に帰って実家(もしくはその近く)で親を頼りにしている子がほとんど。頑張って東京に残っているのはバリキャリで年収600万ほどあり、子どももある程度大きいし、生活は回るという方。ニュースで見るようなシンママの貧困とは無縁なシンママばかりで、なんだか自分も離婚しても全然大丈夫なんじゃ?と思って真剣に離婚を検討したこともあった。

が…考えれば考えるほど、子どもの幸せ度は「結婚継続」の方が大きく、離婚は現実的じゃ無かった。。

理由1  経済的に確実に厳しくなり、子供達の選択肢が狭くなる
夫は実はかなり稼ぎがいい。もちろん限度はあるがクレカも自由に使えるし、お給料もまるっと家計に入れてくれている。なので、子どもを私立の小学校に入学させることも、留学させることも、私大の医学部に入れることも、経済的には可能だ。
もし、離婚したら…私もかなりのお給料をいただいているので生活的には十分やっていけるのだけれど、お受験や留学はかなり難しくなる。
また、今はシッターさんや家事代行をそこそこの頻度でお願いしている。シングルになると助成金など優遇措置はあるものの、今ほどの頻度ではお願いできなくなる。

「慰謝料と養育費、がっぽり貰えばいいじゃん!財産分与もあるし!」と言われたものの、慰謝料は貰えて300万円、養育費は相場的にはそこそこ貰えるものの、経営者の場合は給与差し押さえが出来ないため、トンズラされたら終わりでアテにならない。(日本では養育費を貰えてる割合って25%しかいないらく、不払いが結構な問題らしい。夫、嘘を繰り返しまくり、誓約書も結局1つも守らなかったので、ちゃんと払い続けてくれる気がしない…)そして、財産分与も「結婚後の資産」を特定するのがかなり難しく、お互い独身時代にかなり蓄えていたので、お互い隠し合って言及なしとなるか、最悪私が財産分与するハメになるっていう…。。

理由2  子供達から「パパ」という存在を取り上げることができない
先日、無事にお受験が終わって、私立の幼稚園に息子を入園させたのだが、予想通り9割が専業主婦だった。都心(港、品川、目黒、渋谷区中心部)の子どもたちは両親揃ってるのが基本。(ファミリータイプのマンション、家賃25万円からだから、稼ぎのいい夫がいるか、共働きで頑張らない限り住めないよね。笑)もちろん公立の小学校に進めばもう少し多様性があって、配慮もあるんだろうけど、それでもそういう地域の公立校って私立とそこまで変わらないと思う。両親揃ってる方が幸せ、片親は不幸とは私は全く思わないんだけど、我が家のように、「不倫」以外は問題のないパパ(子どもと遊んでくれるし、外食や旅行にも連れて行ってくれるし、教育にも熱心)は子どもたちには必要なはず。子どもが2人とも息子ということもあり、身体的なことなど私には分からない部分も多いので、やっぱり同性の親はいた方がいい。運動会や父親参観に自分だけ母親しか来ないっていうのも寂しいだろうし…。
「もっといい人と再婚すればいいじゃん!」と言われたこともあるが、今の夫もそうだけど結婚してから分かったり変わってしまうことも多いし、盛大なる賭けだよね。暴力夫だったり、私が家計を支えてるとかなら離婚する意味あるけど、良いと思った再婚相手が仕事しなくて私の貯蓄を食い潰す可能性や、子どもに暴力を振るう可能性もあるし、現実的じゃない。。
婚活もめっちゃ大変で30過ぎて、やっと結婚できたから、若さも気力も体力も失って、さらに子ども2人抱えたシンママに今の夫以上の人が振り向いてくれるとも思わんし。笑

理由3  離婚する気力、体力が今はない
夫は離婚する気がないので、円満離婚は難しく、諸条件の話し合いは難航、離婚成立までは時間がかかる。弁護士に依頼したりしても、精神的にも時間的にも体力的にも削られる。元気な状態なら、子どものため!!!って頑張って戦えるけど、今戦っても有利な条件を勝ち取るのは難しいし、長期戦に身体が持つかどうか…。


というわけで、離婚が現実的じゃない今は、「夫はATM兼こどもたちのパパ」という位置付けに自分を納得させるしかないって分かってるんだけど、大好きで結婚したのにそんな仮面夫婦って寂しいし、子どもが巣立った後は地獄だな…とか色々考えてしまって、中々スッキリ前を向けないのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?