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ゼノブレイドDE プレイ記録
2,3とプレイしてきてクロスDEも発表されたので満を辞してプレイしたので簡単に記録を残しておくよ。
めちゃくちゃ面白かったし、すっかりゼノブレイドシリーズのファンになってしまった。
※ネタバレ注意です。
ゲーム概要
プレイ記録
プレイ開始日: 2024/11~
プレイ時間: 約30時間
雑感
シナリオ
ゼノブレイドのシナリオを語る上で「世界観」は外せない要素であると思うけど、やはりこの世界観に惹かれてこのゲームにはまっていく人は多いんだろうなと改めて感じる作品だった。
「巨神」と「機神」という2柱の神が対となって成り立つ世界。機神界からの侵攻を受け主人公たちが住む巨神界は存亡の危機に立たされ、その世界を救うために立ち上がるという二項対立を最初は描きつつ、途中からは機神界の真実も明らかになり単純な対立構造からあるべき姿を目指すというメッセージ性への昇華が良かったね。過程で異種族と手を取り合い、協力関係を築き、未来をつかんでいく。これは後のゼノブレイド2,3でも継続して語られていたメッセージであるし、ゼノブレイドシリーズを通して伝えたいことなんだなという強い意志を感じた。
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シナリオ脚本そのものとしては結構王道かつシンプルではあるんだろうけどシュルクの未来視(ビジョン)によって先の展開を予期させて緊迫感を生みつつ、それらを自分たちの手で変えていくんだという爽快感といい意味での緊張感を両立させることができるいいバランスだったかな。キャラクターの裏切りや心情の変化や死別もあるべきタイミングでしっかりと差し込まれていて、感情に訴えかけてくるシーンも多かったのもGOOD。ディクソンさんが裏切ったのショックだったなぁ…笑
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終盤にかけての宇宙に放り出される演出は燃えたし、そこからラスボスのザンザ戦で第3のモナド覚醒で「何が起こるかわからない未来を自らの手で決めてつかみ取る」という強いメッセージが感じられるシナリオが響いた。ゼノブレは本当に最終盤で心をつかむのが上手いなと感じる。
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最後の最後のエピローグでフィオルン目線で街中を回っていく演出最高だった。フィオルン一人称視点で途中で気づかせて最後に元に戻った身体や髪型変えたのを映すの天才。余韻を感じさせる終わり方良すぎる。。。キャラクターたちもいってたけど、いいよなこういうの。
最後には対立し合っていた各陣営が手を取り合い、共生していく。それでいいんだよマジで。
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キャラクター
キャラデザ面でいうと正直シリーズ通して一番好みではないんだけど、内面は個性的でシナリオを進めていくうちにどんどん好きになっていった感じだった。
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スマブラでシュルクを結構使っているのでもともと愛着は結構あったんだけどやっぱりシュルクのまっすぐさはこの作品の大きな魅力だなと感じたし、以下のインタビューでもそういった内容が語られているので納得だったかな。
「ダンダンノッテキタヨォ!?」「ダンバンサン!!」「ソコダァァァァァァァ!!!!」とか戦闘中めちゃくちゃ煩いのも最高。。。
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他のキャラクターも一言ずつ。
ライン:めちゃくちゃディズニーとかに出てきそうなキャラデザで最後までビジュアルはあまり好きになれなかったけど笑、男らしい親友ポジションで嫌みのないキャラクター性で良かったね。こういうポジション大事。
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ダンバンさん:ホムスの英雄というめちゃくちゃ強キャラ設定でありながらなんとなく親しみが湧いてきてしまうツッコミどころがあるのが魅力的だったな。なんか笑ってしまう。戦闘中にシュルクとダンバンさん一緒に出しておくとめちゃくちゃ煩くて最高。
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カルナ:行方知れずの恋人ガドに思いを馳せつつも強いメンタルで闘う姿にリスペクト。ラインにガドを重ねつつだんだん好きになっていくのなんだかリアルでよかったな…笑 ボディがとても豊満で眼福でした。あと回復役絶対入れたいので常にパーティー入りさせてた。ラインとよろしくやってください。
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メリア:ゼノブレイド3を先にやっていたので、「おおっ!?」となる要素だった。こういうシリーズ間の繋がりが感じられるのいいよね。ハイエンター(ホムスとのハーフ)の皇女で高飛車な性格だけど親しくなってから見せる純真な感情が”萌”でした。シュルクに思いを馳せつつフィオルン加入後「勝てないな..」と悟るの切なすぎてナイタ。
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リキ:ノポン族の勇者。正直一番印象は薄いけどw、ゼノブレといえばノポン族だしこうやって色々な種族と手を取り合うことが大きなテーマでもあるのでいいスパイスだったかな。メリアへの気遣いで「自分が疲れたから休憩したいモ!」といい出すところとかいいやつ。癒し。戦闘であまり使わなくてごめん!
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フィオルン:一番好き。王道ヒロイン感あってシュルクのことを順に想う姿とか、序盤で離脱してめちゃくちゃショックだったけど終盤で機神の体になっても自分のできることをやり続ける意志の強さとか含めていいキャラクター性…。純真で柔らかい雰囲気だけど芯の強い子、好き。(脱がせられたのが一瞬なのが残念)
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ちなみにゲーム通じてパーティー全員「脱がせられる奴は脱がせる」でプレイしてました。(これはスマブラでずっと8Pカラーシュルク使っていたので逆輸入リスペクト)
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ゲームシステム
プレイしたのがDefinitive Editionなので発売の時系列でいうと2より後なんだよね。だから結構初代で難点といわれているっぽかったMAPの見づらさとかは多少気になりはしたけどそんなに大きく難易度に影響するほどじゃなかったかな。
バトル面は正直2,3の方が爽快感があったかなというのはある。基本シュルクを操作していたのでモナドを使いこなしながらのバトルは敵の状況などに合わせて臨機応変に戦う楽しさはあるけれど使うシチュエーションも結構固定化されてくるのでどうしても単調化してしまうかな。
ただかなり分かりやすくはあったので自分みたいにゲーム好きだけど苦手な人にはうってつけ。カジュアルモードもあるのでゲーム苦手な人も楽しめるのは本当にいいよね。ストレスがない。
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いずれにせよシリーズが2,3とつながるベースはここで築かれたんだなと感じられたので、今からゼノブレイドシリーズを始めるなら俺みたいに順番入れ替えじゃなくて1,2,3と進めていったほうがいいかなとは思う。
グラフィック・演出
元がWiiと考えるとDEでリマスターされてるとはいえかなりいいグラフィックな気がする。やはりゼノブレイドシリーズは広大なマップの中での冒険感が非常に魅力なのでそこは今作でも存分に発揮されていた。
特に印象的なのは高い所だよね。自分は高所恐怖症なのでいつ落ちてもおかしくない橋とか通路とかめちゃくちゃひやひやしながら渡っていた。。笑
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恒例の長時間ムービー演出もやはりゼノブレイドの魅力。アニメを見ているかのような没入感を味わえるし、メリハリがついていいよね。後の予定があるときにムービー始まるとちょっと焦るけど…笑
音楽
ゼノブレイドシリーズの音楽もめちゃくちゃ好き。
やっぱり有名な「名を冠する者たち」を代表とした戦闘BGMは本当にかっこよくて一気にテンションをあがって戦闘を楽しむことができるのはゲームの魅力として大きいよね。
あとはやはりピアノサウンド大好きマンとしてはメインテーマもめちゃくちゃ好きだし、敵との対峙の始まりとかも一気に緊迫感が増して良い。
でもなんだかんだで「ガウル平原」で流れるBGMの壮大さと冒険感がゼノブレイドの一番の権化なのかもしれない。
音楽はプレイし終わってから聴きこむことも多いのでまずは触れられたことに感謝。
まとめ
総合的に本当に面白いゲームだったし何よりシナリオがいいのでこれからやる人にも本当にお勧めしたいゲーム。
そしてすっかり俺はゼノブレシリーズのファンになったなと感じたのでこれから考察なども読み漁ろうかなと。
来年発売予定のゼノブレクロスはまた違う世界観の話らしいのでそれも楽しみです。
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