不朽の名作『テイルズオブシンフォニア リマスター』プレイ記録
自分の原点のひとつであるテイルズオブシンフォニアのリマスターをクリアした。
何度やっても本当に色褪せないまさに不朽の名作。
ということで最近恒例のプレイ感想メモを。フォーマットが定まらん。
前置き
テイルズオブシンフォニアとの出会いは自分が小学生~中学生にかけての時くらい。自分で持っていたわけではなく、友人の家に遊びに行った時だった。当時ゲームの知識も浅い自分にとって、”複数人で遊べるRPG”は本当に衝撃的で、自分のゲーム観を大きく変えてくれたのを今でも覚えている。しかも(当時の自分からすると)かなりオタクっぽいキャラデザのキャラクターたちが魅力的な会話を繰り広げ、アニメーションを織り交ぜた演出もあり、それらを友人たちとワイワイ騒ぎながら一緒に遊べる。「このゲームすごい」と当時の少年に思わせるのには十分であった。
そんなわけで自分の原点の一つのゲームではあるんだけど、実は最初から最後まで1人でやったことは今までなかった。友人宅で一緒に断片的にやったり、自分の家で入手しても兄弟と一緒に進めたりしていたからだ。一緒に進めるとなると楽しさは共有できるがどうしてもシナリオへの没入感や記憶の整理は曖昧になる。
そして今回のリマスターで、初めて出会ってから約17~8年越しの1人でのぶっ通しプレイが実現した。
プレイ感想
20年経っても色褪せないシナリオと世界観
陳腐な表現になってしまうが、(グラフィックはともかく)シナリオも世界観もすべての要素が当時の記憶のまま…むしろ色々と現実世界で経験した今だからこそより鮮明に心に響いてくる。テイルズオブシンフォニアのキーメッセージにもなっている”君と響き合うRPG”なのだ。
ネタバレは極力無しで書くが、シンフォニアは”人の持つ心の弱さ”そしてそこから産まれる差別の心、憎しみの心を主題に置いた作品である。その現代にも通じる普遍的なテーマをシルヴァラントとテセアラという2つの分断された搾取し合う「世界」という対立構造、人間とエルフとハーフエルフ(狭間のもの)という「種族」の対立構造の上で揺れ動く各キャラクターの感情とともに描き切っている。誰もが心の弱さを持つ。それが故に相手を認められないこともあり、それが差別や憎しみを産む。そんな誰もが持つ負の感情への向き合い方を正面から突きつけられるシナリオだ。
自分が改めてプレイした中で1番印象に残ったのは過ちを犯した後に償う心についてロイドが語るシーン。許されるか許されないかが問題なんじゃなくて償おうとする心が重要なんだと語るロイドの言葉は相手の顔色を窺いがちな自分にとっても改めて深く響く言葉となった。
魅力的なキャラクター
テイルズシリーズは他のRPGと比べてもキャラクターの自立性が高くIPとしての完成度がは抜群に高いのは周知の事実かと思うが、シンフォニアは中でも群を抜いて魅力的だと個人的な意見としては思う。
まっすぐで優しい主人公ロイド、親友であり秀才魔術師(兼ツッコミ役)のジーニアス、ジーニアスの姉であり教師も務めるリフィル、最強ヒロイン(当社比)のコレット、謎多き傭兵クラトス、巨乳の 符術士しいな、合法ロリのプレセア
、おちゃらけてるけどカッコいいゼロス、手枷してるリーガルら愉快かつ個性的なパーティメンバー。シンフォニアはパーティ内の仲がいいのが本当にいいところだと思う。シリアスなシナリオの中でもスキットや演出の中でコミカルな会話が繰り広げられ、キャラクターの思考性だったり意外な一面を垣間見ることができる。結構殺伐としてパーティ間ギスギスな作品もある中でキャラクターだけではなくパーティ全体に愛着を持てるのは本当に良い要素だと感じる。
また、好感度システムが存在しておりシナリオの節々のタイミングで好感度によって関与するキャラクターが変化するのも面白い。自分はコレット大好きマンなので常にコレットの利益になる行動や選択肢しか選ばないので毎回コレットが1位になります…。
※結末に関わるルート分岐でもこの好感度が大事になるので侮れない。
もちろん、パーティメンバー外のキャラクターも最高に魅力的だ。特に敵キャラもそれぞれ信念があり、その言葉の節々に内に抱えた悲しさも見えてくる。きっと、好きになるキャラクターだらけになるはずだ。
リマスターしてくれてありがとう
最終的には端的にこの想いに集約される気がする。昔から大好きだったゲームがリブートされるというのは本当に感慨深い。
映像が綺麗になってるのとかもまあ嬉しいっちゃ嬉しいけどやっぱり最新ハードで遊べるっていうのと付随してイベントやらグッズやらで供給が増えるのがたまらなく嬉しいよね。
今回は超特装版買ったので一気にグッズが増えました。
当時プレイしていた自分のような子供達はもうとっくに成人して中堅社会人になってるけど、これから初めてテイルズをやる人は是非このシンフォニアリマスターから始めてほしいし、テイルズはやってるけどシンフォニアやってなかった人は間違いなく通るべきだと思う。
そしてかつての自分がそうだったように、「Starry Heavens」や「そしてボクにできるコト」が頭から離れなくなってしまってほしい。
おまけ
YouTubeアーカイブ
色々な思いはありすぎてあまりまとまりきらなかったので思い出したら追記するとして、PS5でずっと配信しながらやってたのでアーカイブのありかだけ残しておきます。(主に自分の確認用)
その他画像保管庫(微ネタバレ注意)
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