[バスケ観戦メモ]男子日本代表東京オリンピック_グループリーグ vsスロベニア
グループリーグ2戦目。
1戦目の選評はこちら。
試合内容
最終スコア ●日本 81-116 スロベニア○
弱冠22歳にしてNBAのオールNBAファーストチームに選出された正真正銘の世界トップスタープレイヤーであるルカ・ドンチッチ擁するスロベニアとの一戦。ドンチッチが参戦した際の国際戦はなんと無敗という圧倒的な強さを誇るヨーロッパの新鋭とのぶつかり合いは、スターパワー以前にチームとしての力の差を見せつけられる結果となってしまった。
選手評(10点満点)
背番号順に。
#2 富樫 PG
評価:8点
ボールコントロールに関してはチームを落ち着かせる意味でも貴重な働きをしてくれた。一方、ディフェンス面ではクォーター終わりに1on1で大事な部分を割られたりとやはり苦戦。要所でのスリーが入ったので見てる印象はいいかもしれないが貢献度としては微妙なところ。もう少しペイントタッチを意識したい。
#6 比江島 SG
評価:8.5点
比江島の独特な緩急、リズムはやはり国際戦向き。攻撃の起点になれる貴重な存在であることを示した。もっと田中と組ませて出してあげたい。
ディフェンスは要所でのスティールやテイクチャージなど良い面もあったが、やはりファールが多く流れを切ってしまう場面も。最終戦での大暴れに期待したい。
#8 八村 SF
評価:9点
34点の大活躍だが勝利には結び付かず。ミッドレンジ多発の現代バスケ真逆のスタイルだがそれでも得点効率は良いので日本は彼に頼るしか無い。ディフェンスやリバウンド面でもかなり今日は集中しており獅子奮迅の活躍だったが、もう少しパスで周囲を生かすようなプレーがないと勝てない。確実に。特に金丸フリーの場面で彼にパスできないのは痛い。
#9 ベンドラメ PG
評価:7点
本日も限られたプレータイムだったので評価は難しい。劣勢の場面で思い切って投入して欲しかった。
#12 渡邊 SF
評価:8.5点
試合を通じてのハッスルには本当に頭が下がる。特にドンチッチへのハードなマークは相当神経を使ったはず。(チーム戦略としてほぼスイッチしてたが) ポイントでのスリーを決めるのは本来の彼の持ち味。難しい場面だが、ゴール下でのシュートやリバウンドをもう少し確実性持てるとNBA生き残りも確信できる。求めるものは高くなるが、それくらいを期待したい。
#14 金丸 SG
評価:7点
今日は難しい場面でのシュートしか打てず。金丸が悪いというよりは彼を生かすことができなかった周囲の原因か。出場時間が限られている中では難しいので、もはや思い切ってうまくいっていた田中・比江島・金丸を並べるラインナップも試してほしい。
#18 馬場 SF
評価:7点
トランジションで見せ場は少しあったが、基本的見せ場なし。むしろ判断の悪さでTOや不要なファールなどが目立つ。能力の高さは間違いないのだがやはり彼は3&Dの選手なので無理にハンドルさせずに富樫と組ませてトランジションや流れの中で活躍してほしい。
#23 エドワーズ PF
評価:7.5点
想像以上にフィジカルで高さもあったスロベニアインサイドに対してはなすすべなし。ボールが手についていない場面もあり、今日は見せ場がなかったまま負傷退場となった。アルゼンチンに勝つにはギャビンのアジリティは不可欠なので無事を祈る。
#24 田中 PG
評価:8点
序盤の連続スリーはスロベニアに序盤ついていけた大きな要因。ファールはかさんだが、オンボールディフェンスは良かった。一方でゲームメイク観点ではまだまだ課題が残る。ハンドラーが大貴だけになった際に攻め手が一気になくなるので、前述の通り比江島と同時起用したい。
#32 シェーファー C
評価:7点
オフェンスリバウンドに絡むシーンもあったが、なかなかうまく今日は試合に絡めず。ディフェンスではドンチッチに対してスイッチでつく場面も見られたが、やはりなかなか厳しかった。そもそものディフェンスのポジショニングミスもあり、出番が制限された。
#34 渡邊 PF
評価:DNP
ギャビンがin troubleなら使ってほしい。
#88 張本 SF
評価:8.5点
前回の祈りがきいたのか、今日は後半から出番あり。もはやセンターが機能しないなら天傑をスモールラインナップで使うしか無い説。攻守共に目立ちはしないがいい活躍してたし、ラマスはあれだけ親善試合で重宝してた選手を本戦で干す一貫性のなさが本当に謎。そこはW杯の頃から変わってない。
まとめ
アルゼンチン戦に全てを賭けるしか無い。