10/2~4 松戸AGC 展望
(上記画像はみんなのフォトギャラリーを使用しました。ありがとうございます。)
10/2(月)~4(水)、松戸競輪場で第1回オールガールズクラシックが行われます。ここでは前半戦3トーナメントも含め展望していきます。
オールガールズクラシック
注目は児玉碧衣が率いる国内組VS佐藤水菜らナショナルチームの戦いか。
まず国内組に目を向けると児玉碧衣の近況ビッグの活躍が光る。序盤はGGP(平塚)での落車による影響で波に乗り切れずも女子初のGIだったパールカップ(岸和田)では完全優勝、8月のガールズドリーム(西武園)でも優勝と勢いを取り戻してきた。前節静岡を欠場しており状態面にはやや懸念が残るが万全の状態ならばチャンスも十分。今年の活躍が光るといった面では久米詩、坂口楓華も引けを取らない。久米は5月のガルコレ(平塚)でビッグ初制覇を果たすとパールカップ(岸和田)では準優勝、7月ガルフェス(函館)でも優勝と今年の勢いが輝いている。坂口は今年ビッグでの活躍は無いものの序盤に32連勝を記録するなど勢いは十分。直近2節はその頃を考えると物足りないが現在賞金ランキング3位で2度目のGGP出場へ向けてここも気合が入る。
松戸の33バンクで先行勝負が戦いを魅せてくれることも多そうだ。加瀬加奈子、奥井迪、岩崎ゆみこ、下条未悠ら先行力に秀でる選手が展開を作ることとなりそう。加瀬は1期生で今回が久々のビッグ参戦となる。GIにかける思いは人一倍であろう。男道溢れる先行を見せてくれることだろう。
山原さくら、石井寛子、坂口楓華が揃い踏みした玉野ミッドで優勝した飯田風音が今回のキーウーマンとなるだろうか。飯田は昨年の松戸GⅢ予選1では児玉相手に逃げ切るなど当地相性申し分無く、時折見せる大物食いが魅力である。ここも大物食いから初タイトルとなるか。
優勝してGGP参加を決めるためにもGGPが開催される立川組にも注目だ。立川ホームからは小林莉子、奥井迪、板根茜弥の3名が参戦する。小林は初代GGP覇者で自力自在な走りは衰えを知らない。ここも巧みなレース運びで魅せてくるか。奥井は昨年のティアラカップ(名古屋)覇者で唯一連覇の権利を持っている。松戸で自慢の先行が光るか。板根は直前の追加となったものの地元GGP権利が見えただけに気合は十分だろう。勝利者インタビューで歌う姿を見ることが出来るだろうか。
ナショナルチーム組は梅川風子、太田りゆ、佐藤水菜の3名が参戦する。梅川は近況ビッグでの優勝こそ無いものの8月のアルテミス賞(西武園)3着と堅実な走りを見せる。久々のタイトル奪取は3年ぶりのGGP出場のおまけ付きとなるか。太田はビッグでの優勝こそ無いものの8月のガールズドリーム(西武園)では児玉に迫る2着と初タイトルへあと一歩だった。自身初のGGP出場という面でもここは力が入るか。ナショナルチーム総大将は佐藤だろうか。国内でのレースは少ないものの3月のガルコレ(別府)での優勝を筆頭に今年ここまで11戦10勝という戦績が光る。昨年のGGP(平塚)での悔しいアクシデントを塗り替える為にも今年もGGP出場に向けて少ないチャンスを活かしてくるだろう。
国内組、ナショナルチーム問わず素晴らしい選手が揃ったGIとなった。果たしてどのような決着を迎えるか。
ガールズトーナメントA
ここは地元刈込奈那に注目。33は刈込のスタンスにうってつけでS早い選手もあまり見当たらずここは自分のペースに持ち込めるか。刈込を差すとなると比嘉真梨代や鈴木樹里あたりか。どちらも追加での参戦となるがこのメンバーなら実力は十分。久々の優勝を目指して。また今節は124期が大量参戦しておりAには4名が参戦する。注目は先行力光る熊谷芽緯か。ルーキーシリーズ福井での優勝があり本デビュー後も決勝を外したのは2度のみでその時は一般戦で勝利を上げている。番組次第では逃げ切りも十分。大垣の最終日補充で初勝利を飾った山口優依にも期待がかかる。本デビュー後はやや波のある成績も勢いは一番。星野しほ、藤高千恵もここで流れを変えていけたら。
ガールズトーナメントB
ナショナルチームの内野艶和と在校1位の竹野百香の戦いとなるか。内野は戦績に波があり優勝から遠ざかるものの脚力は確か。本デビュー後優勝は無いもののルーキーシリーズプラス(向日町)で優勝を飾った竹野もチャンスは十分でこの2人の二枚看板となりそう。このトーナメントは自力選手が少なく亀川史華や中村美那の一撃もありそう。近況の上り調子具合ならば三谷尚子や浦部郁里か。三谷は前期45点台も今期は48点台と力を付けている。初の母娘で競輪選手に向けても今期は正念場。ここは悲願の初勝利へ向けて自身初の決勝進出を決めた松戸バンクでの好走に期待がかかる。浦部は千葉に籍を戻してから好調で決勝進出も増えてきた。ホームの松戸で気合は一番。前節久留米で決勝進出と調子上げつつある佐々木綾や位置次第で好追見せる宮西令奈にも注目だ。
ガールズトーナメントC
怪我からの復活でアルテミス賞(西武園)2着とファンの期待に応えた石井貴子が3月小倉以来の優勝を目指しての戦いとなるか。卒業記念レース完全優勝の松井優佳も注目すべきだろう。ルーキーシリーズ含め優勝こそ未だないものの本デビュー後初戦の向日町で連勝発進など実力は確か。先行タイプ不在の構成なら押し切りがあっても驚かない。追走巧みな1期生の田口梓乃、近況上り調子で50点台に乗せてきた佐藤友香も侮れず。前節久留米は大きな着を叩いてしまったが安東莉奈も実力は十分で初優勝のチャンスも。ただこのトーナメントは確たる自力不在の組み合わせもありそうで逃がされる格好になる懸念があり展開番組次第では大活躍もありそうだがその逆も…。
火花散る女の戦いを彩るのは元9期生の岩原紗也香。小松島競輪をメインに実況している事もありガールズケイリンの公式実況は初めてとなる。こちらにも目が離せない。
秋風彩る燦々バンクで栄冠を手にするのは果たして誰になるだろうか。
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