noteを書いてみようと思った話
随分急だね!
つい最近、有料noteマガジンを読んだ。「内山昂輝のオドリバ」だ。noteという物書きができるサービスの存在は認知していたが、有料の記事が書けることは初めて知った。そのレベルで、私は全くと言っていいほどnoteへの知識がない。では何故急に、しかも有料の記事を読んだのか?それにはまず内山昂輝さんについて語る必要がある。
私は暇な時間、常にアニメをみていると言っても良い程アニメが好きだ。ゲームや映画、漫画なども程々に嗜む、所謂オタク趣味がある。好きなタイトルを語り始めたら収まりきらない上に、趣旨が変わってしまうのでここでは割愛。色々な作品をみていると、キャラクターに命を吹き込んでいる声優にも興味が湧いてくるもので。アニメから声優、声優を追って見た作品からまた新たに気になる人が現れ、出演している他の作品を追いかける。そんなことを繰り返すようになり、中学1年生の頃から私のアニメ・声優オタク趣味が始まった。今まで沢山の声優さんを好きになった。緑川光さん、子安武人さん、浪川大輔さん、谷山紀章さん、斉藤壮馬さん、岡本信彦さん……名前を上げていくとキリがない。いや、そう多くもないかもしれない。そんな中で私は今、空前の内山昂輝さんブームだ。
内山昂輝さんが出演しているアニメにはじまり、ご本人のラジオにも興味を持って聞いた。聞いたと言ってもYouTubeでラジオの文字起こしや切り抜きを見つけては聞いている程度で、まだまだファンと名乗れるようなものではない。切り抜き動画が大量にアップロードされる文化は、良くないと分かりつつも手軽に面白い話を聞けるのでついタップしてしまうし、正直とても助かっている。ありがとう、ラジオの切り抜きや文字起こし動画を作っている人。ありがとう、DVDの特典映像やイベント等の切り抜き動画を作ってくれる人。無断転載は良くないのにね。そんなこんなで、声や演技はもちろん大好きなのだが、ラジオやイベント等で話しをしている彼の人柄にも惹かれた。3歳の頃から劇団に所属し、芸能界で活躍しつつ早稲田大学卒という高学歴である。さまざまな経験や多彩の趣味があり、そのお話一つ一つが興味深く、ファンを楽しませてくれる。「頭が良い人は面白い」なんて言葉はよく言うが、概ね間違っていないなと思う。
「学歴」というものには全く興味が無いが、学がある人は好きだ。私自身も知識や教養のある人物になりたいと思っているが、勉強をすることは嫌いだ。しかし新しい知識を身につけたいとは日頃思っている。机に向かいペンを走らせたり、本や参考書を読み漁ったりなどの能動的な勉強をすることは苦手なのでほぼ実行することは無いが、映像を見たり、話を聞き流したりという受動的な行動は常日頃行っていると思う。なんせ楽なのだ。何もしていなくとも勝手に情報が脳に入ってくる。テレビやモニターの前に座っているだけでよし、なんならタブレットやスマートフォンを使っている時は寝転がっていても良い。良い時代に生まれたものだと思う。辞書や難しい本なんかを使って調べ物をする、ということもやらないが、インターネットを使ってひたすら調べ物をする事は楽しい。知らない単語や言葉があればすぐGoogle先生に聞いてしまう。と、書いていて思ったがこれは能動的な勉強なのではないか?私はアナログな作業が苦手なだけなのか?
少なくとも私が幼少の頃はスマートフォンなんというものは存在せず、家には固定電話と、大きな箱のようなパソコンがあるくらいだった。ブラウン管テレビのような正方形のフォルム、一体型PCだったのかずんぐりとした形をしていて、当時流行っていたのかクリアなスカイブルー色をしていた。まるで玩具のような風貌のそのパソコンを、当時の私は子供ながらにダサいなぁと感じていた。OSはWindows XPだった。随分長い間お世話になったのでXPには思い入れがある。あの起動音と終了音が好きだった、懐かしい。私が小学5、6年生の頃、父親がYouTubeというサイトを教えてくれて、ひどく驚いたことを今でもよく覚えている。無料でたくさんの動画が見られる、なんという事は今では当たり前になりつつあるが、当時は本当に夢のようだった。ニコニコ動画も流行りだし、インターネット文化の始まりと目まぐるしい進化を体験してきた。それこそが私の人生を変えたきっかけのひとつであると断言出来る。
話が脱線しすぎてしまった。ここで戻そう。そんな大好きなアニメや動画鑑賞、インターネットサーフィンを通じて、私は内山昂輝さんについてとても興味を持ったのである。彼について調べていくうちに辿り着いたのが「内山昂輝のオドリバ」だ。月に4〜5つ程の記事を掲載していて、主に映画の感想やランキング、エッセイが綴られているが、これがまた面白い。気になったら読んでみて欲しい。クレジットカード決済ならば初月無料ですべての記事が読めるので。しかし、2023年5月から仕様が変わってしまって全ての記事は読めなくなってしまうので、今がベストタイミング!
私は自分自身の話をすることが苦手であると自覚している。思っていることや感じていることはあるが、上手く言語化する事ができないことが多い。また、自分自身を表現する場所は沢山あるが、主にTwitterという140文字でコンパクトにまとめて書く場を使っていた。そこでも、文章を書くと言うよりは主に写真を使った投稿ばかりしている。まるでInstagramか?というような使い方をしているがそれもまた良いと私は思っている。まあ、インスタやったことないので分からないんですけども。そんな中出会ったnote。文章を書く場としてうってつけだった。私も見よう見まねで書いてみたいと思ったのだ。今まで挑戦して来なかったジャンルである上、作文が得意な方でもない。今書いている文章でも、話の繋ぎが変だなと思うことがあるし、そしてこれからも出てくると思う。その度に自分の語彙力のなさや無知さに絶望しながら書き連ねていくのだが、それもまた表現の自由ということで。今は「オドリバ」に引きづられて常体で書いているが、もっとゆるい文体に変えても良いのでは?と思いつつある。
新年度なので、新しいことに取り組みやすい時期でもある。今後は苦手だった読書にも手をつけてみたい。文章を書くにあたって、読書はやはり必要なものだと実感した。ひとまずは青空文庫を読み漁ることにしよう。名作が無料で読み放題、本当に良い時代だ。
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