DX(デジタルトランスフォーメーション)に必要な5つの要素 Vol.2
Vol.1では、1.ブロックチェーンと2.人工知能をご紹介しました。
今回は残りの3つの要素をみていきます。
Vol.1はこちら→https://note.com/ruu_apre/n/n22ee073d9278
3. ビッグデータと予測分析
コンピュータの性能とデータストレージの容量が大幅に向上したことで、現在の自動車に搭載されているコンピュータは、数年前のデータセンター全体とほぼ同等の性能を持つようになりました。ビッグデータとは、多角的なセンサーを使って膨大な量のデータを収集し、処理することです。予測分析はこのデータを統計的なモデルで分類し、起こりうる結果を導き出すものとなります。
ビッグデータと予測分析の組み合わせは、様々な形でビジネスに貢献します。例えば、Google Analyticsやその他の分析ツールを使って、カスタマージャーニー全体を記録することができます。予測分析の助けを借りて、企業は特定の顧客に対して何が有効かをミクロに分析し、顧客の行動をより正確に予測することができるのです。
さらに、ビッグデータを使ってこれらの洞察を活用した複数の戦略を立て、予測分析を使ってこれらの戦略をテストし、ビジネスにとって最適な行動指針を提供することができます。
4. IoT
IoTは、マイクロプロセッサの演算能力が日々向上していること、RFID技術の高度化が進んでいること、インターネットコストが低下していることなどから飛躍的な成長が期待されています。これらの進歩によりIoTは拡大し、中小企業にとってより身近な存在になっていくことでしょう。IoTは、在庫管理、店舗マーチャンダイジング、顧客エンゲージメント、オフィス管理の自動化、より効率的なセキュリティなどに直接影響を与える存在となっています。
5.バーチャルリアリティー
バーチャルリアリティは、物理的にそこにいなくても、ある状態や場所に存在しているような体験を、音声、視覚、環境の手がかりをすべて使って作り出すものです。VRはデータの可視化に最適なツールであるといわれており、ファッション、不動産、ホスピタリティ業界でますます利用されるようになっています。VRは、それ自体が体験であることに加えて拡張現実(Augmented Reality)や複合現実(Mixed Reality)にも発展しています。
バイラルゲーム「Pokemon Go」は拡張現実の好例で、スクリーンやウェアラブルデバイスの助けを借りて、仮想の要素を現実の知覚と並列させたものです。MR(複合現実)は、拡張現実を拡張したもので、仮想の要素が現実の要素とリアルタイムで相互作用するものです。例えば、脳神経外科医は、マイクロソフト社のHoloLensのようなものを使って、患者のMRIレポートを置きながら手術を行うことができるのです。
こうした技術トレンドに関する最初の話題は、すぐに過大な期待につながりました。Facebook、Microsoft、Google、Amazonといった巨大企業がこれらのトレンドに参加していることから、今後もますます発展していくでしょう。そして、それらは日々ビジネスにとってより利用しやすく、費用対効果の高いものになっているのです。
以上、5つの要素
1.ブロックチェーン
2.人工知能
3.ビッグデータと予測分析
4.IoT
5.バーチャルリアリティ
でした。
今後もますます注目です!