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DX(デジタルトランスフォーメーション)に必要な5つの要素 Vol.1

DX推進部などがおかれている企業も増えてきましたが、全体でみるとまだ少ないのではないでしょうか。
計算能力、データストレージ設備やミレニアル世代の需要の増加により、テクノロジーが多く出現してきましたが、今回はDXに必要な5つの要素を見ていきましょう。

1.ブロックチェーン

耳にすることが多くなったブロックチェーン。
ミック経済研究所の資料でも、ブロックチェーン市場は「2024年度には1,000億円を超える」とされており、調査方法や調査主体にかかわらず、ここ数年で大きな市場成長が見込まれています。

一般的にはまだ暗号資産やブロックチェーンは「胡散臭いもの」というイメージが強いですが、ビットコインなどの暗号資産は投資家に注目されており、会話のきっかけとなることも多いでしょう。

ブロックチェーンはデータセキュリティをはじめ、さまざまな分野の企業で活用できます。

理由の一つとして、ブロックチェーンにより、誰もがコアデータのコピーを確実に持つことができるため、ハッカーが1つのデータポイントに侵入してそのデータを操作しようとしても元のコアデータは変更されずに利用可能なことが挙げられます。
また、データは更新ごとに情報が暗号化によって保護されているため、ハッカーが侵入しようと思った場合には最初のデータベース更新までさかのぼって、これらすべての暗号を解き明かす必要があります。
これは非常に困難なことであり非効率的なので、ほかの情報を狙うことにシフトするでしょう。

さらに、ブロックチェーンがビジネスの中心にある場合には、中小企業はスマートコントラクトを追加して請求書を発行し、支払いを回収することができます。
運用効率、透明性、データセキュリティ、およびメンテナンスコストの削減がすべて 1 つにまとめられているのがブロックチェーンです。

2.人工知能

ペッパー

人工知能は比較的新しいものと思う方もいるかもしれませんが、その始まりは1950年代のニューラルネットワークでした。

計算能力が向上するにつれて、関心は80年代に機械学習に移りました。そして徐々に、データストレージ、分析、およびコンピューティング能力によりディープラーニングが注目されるようになりました。基本的に、AI はアルゴリズムがデータを活用し、より正確な判断をすることに役立ちます。
アルゴリズムがより多くのデータを収集するにつれてより多くのことを学び、より良い判断をすることができるようになり、人間の要素を置き換えることができます。

これまではAI を利用できるのは、より多くの技術リソースを所有する大規模な組織だけでした。しかし、現在では利用可能なリソースがあまりない中小企業でも利用できるようになっています。
AIは認識と音声認識の分野で飛躍的な成長を遂げており、この2つを組み合わせることで様々な組織に浸透しています。

AIの最も単純で効果的なアプリケーションは、チャットボットでしょう。

チャットボットは、はじめはカスタマーサービスの延長にすぎませんでしたが、今ではプロセス全体の効率が向上しています。
AIを利用したチャットボットを使用すると、顧客は一般的な質問やよくある質問にすぐに回答を得ることができます。
さらに、チャットボットですぐに満足に行く回答がない場合は、顧客は自動的に人間の担当者と連絡を取ることができます

中小企業でも利用できるような、AIによって在庫管理、製品品質テストの実施、新製品の形成に取り組めるタグも開発されており、MicrosoftのAzure、AmazonのAWS、GoogleのTensorFlowなどクラウド向けの非常にアクセスしやすいAIアプリケーションもあります。

さて、次回はVol.2として残りの3つをご紹介します。
お楽しみに。

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