故三浦春馬さんを四柱推命、西洋占星術両方で占う
後編・西洋占星術
俳優の三浦春馬さん
1990年4月5日23時58分茨城県水戸市生まれ(享年30歳)
まず目立つのが金星、水星、木星の幸運の小三角である。
外見を表す金星、話す事柄に代表される水星、幸せ・拡大を表す木星。
彼は美しい外見、穏やかで優しいコミュニケーション能力が天から与えられている様子が分かる。彼の話す言葉にはキツさがない。これはバランスの取れたこの小三角から来ている。美しい姿形、言葉、声、それが全て穏やかな幸せに繋がっている。
彼は筆マメでもあったそうな。水星は感情とは違うワンクッション置いた思考である。彼の紡ぐ文章は優しく美しい物であっただろう。
悪目立ちするのが月、火星、冥王星の凶アスペクトのTスクエアである。冥王星とは人間が操作しえないパワーを与える星。生と死に触れる程の極限。そして火星とは男性性と言われるが怒り、攻撃、侵略である。
ここから想像出来るのは壮絶な環境。修羅場である。
月とは8歳までの子供時代に出来上がる自分の本質で感情を司る。子供時代の環境を読むのに使う。彼の身内ははたして暴力的だっただろうか?彼の中の子供が悲鳴をあげている。月がズタズタなのだ。
月とは自分の母親とも読める。母親が傷ついているのか?それとも母親がそういう人なのか?
月は成長していくと自分自身の感情になる。彼には実は内心残酷な衝動性があったと読む。占いでは星の象意は自分で使わなければ他者からもたらされる。
占星術の勉強会でたびたび議題にされるが、自殺と殺人のエネルギーは一緒だと言う。ベクトルこそ正反対だがそれだけのものがあるのだ。
好青年のイメージの彼は、内心マグマを秘めていた。それが外に向かえば彼は生きながらえていただろうか。
太陽は火星とトライン。これは調停である。先程のTスクエアを太陽が緩めている。太陽とは父親を表すが少年期以降自分自身の社会的立場である。三浦少年にとって太陽は自分の感情を和らげてくれて力付けてくれる存在である。彼にとって父親の不在はキツいものがあったのではないか。しかし太陽は海王星・天王星とともにスクエア、アルコールやギャンブルの悪影響を感じるのだ。
太陽も頼りにならないのである。
この海王星と先程の冥王星が調停。海王星とは想像力、夢、幻想・神秘、信仰・信念、笑い、ユーモア、奉仕・癒し、霊性、そして酒である。彼の海王星は太陽とスクエアだが冥王星にはトラインなのだ。
彼は生前アル中であったとのたまう輩がいたが、アルコールは彼の社会的立場を確かに蝕むがその一方で彼に幼少期から付きまとう衝動的で残酷な感情を和らげて救ってくれるものであったと読める。
酒でなくても信仰でも構わない。彼は神社や寺院、キリスト教にも造詣が深い人であったように思える。しかしそれは彼の俳優三浦春馬としての社会的立場にはプラスにはならないと読める。
靖国参拝、国力発言がバッシングされたのは彼の海王星が太陽にスクエアしているからである。
そして彼を語る上で欠かせないのが土星のノーアスペクトだ。これは彼のウィークポイントかもしれない。
ノーアスペクトなので自分をとことん追い込むかまるで無干渉かの二択である。どんなに自分を追い込んでも終わりが無い、手応えがないまま自分を追い込むのが土星ノーアスペクトだ。
そして2020年のトランジットはn土星にt冥王星がオーブ1度でコンジャクションである。
冥王星は1年に一度しか動かないので何年もかけて重圧をかけてくる。ノーアスペクトの土星に冥王星が乗るとは恐ろしい。地獄の牛歩モード、これは相当苦しかったと想像できる。0か100かを突きつけられるのだ。
そして感情を読み解くプログレスチャートだが太陽火星冥王星のTスクエアが作られている。恐ろしい権力を持った男性の敵がいる。重圧が彼をズタズタにしている。そして彼の方も全てを持って社会的な自分を終わらせてやるという執念を感じる。
前世からのカルマを表すドラゴンテイルが8ハウス、親や親戚から離れた方が良い暗示。奉仕する人。家系のカルマからどれだけ離れられるか。
今世及び来世に目指すべき未来を表すドラゴンヘッドが2ハウス、社会で認められやすい。目利きが効くので芸術品や工芸品の買い付けなどに向いている。公共団体や公共事業に関わる職業にも適性がある。
NHKの番組やAAAでの活躍は彼のドラゴンヘッドによるものであろう。
正直暗いリーディングになってしまい申し訳ない。。
公開するか迷ったが一つの意見として見ていただけたらと思う。