ベイサイド秋祭りに行ってきました!

横浜はベイサイドスタジオという小さな劇場で、演出家の大西一郎さんとその仲間たち(笑)のイベントに行ってきました。
開演前の舞台は大西さんの私物だというベイスターズのタオルがいっぱい貼ってあり、大西さんと音響の方が前説し、そして観劇料金は投げ銭制(笑)な緩い企画。前回の夏祭りにこの緩さと、なんともいえない心地よさがやみつきになったので、今回秋祭りがあるということで早速行ってきました!(^^)!

内容は、落語が3席、ヘグムという韓国の楽器演奏、夏祭りから続くリーディング、そしてその合間に我らがおのまさしサンが久しぶりのロックンロードクを魅せるという贅沢っぷり。みなさんプロの役者さんなので、さりげなく芸達者でかつ面白い。

落語は一席目の女性の★田とばこ(漢字が分からなかったのです)さんのがとても良かったです。「皿屋敷」の古井戸に居る、美人のお菊さんの幽霊が皿を数えるところに、いつの間にか三千人(!)もの観客がやってくる。満座のなかで明るく元気にお皿を数えているお菊さんが本当に可愛かったです。落語って、サゲが「え?そこで終わる?」っていう言いっぱなしの幕切れ噺が私は好きで、とても楽しかったです。他のお二方も(男性)芸達者で楽しい噺でした。

その幕間におのさんのロックンロードクが一話ずつ挟まれるのですが、いちいちくすっと笑わせられるのがたまらんかったです。また生バンドでのロードクが聴きたくなりました。おのさんは、突然現れて詩を読み丁寧に一礼して去っていくあの彼を、あれはどんな星から来たどんな男を想定して演じているのでしょうか。一度お聞きしてみたいです(*^^*)

「ヘグム」(やはり漢字が出てこない)という楽器を演奏された金ミンギョンさんの演奏、前回の夏祭りより格段に進歩していてびっくりしました。「始めて半年」とかぶっちゃけちゃうところとか、自然に客席に呼びかける笑顔がとても可愛い♡(ご本人は緊張されていたと仰っていましたが)

日本人がアイドルに向ける視線って、つまりはそこなんですよね。最初から完璧に歌って踊れるアイドルよりも、最初は歌も踊りもイマイチ、もっと言えばしっちゃかめっちゃかな、つまりこれから伸びる可能性てんこ盛りの、だけれども妙に人好きして可愛らしく目が離せない、そして(ここ重要)明るさとトーク面白い、そんな彼らを青田買いして応援するのがたまらなく好きな民族なんです。なんていうんですかね、「(メジャーになったのは)自分達が育てたから」というどこから目線なのか分からない感を味わいたいというところでしょうか。大体歌も踊りも△なのに明るさを失わず、ときにはゴリ押しででも笑わせるトークができるということ自体、既に大物感の素質十分だと思ってもみるのですが。

話が逸れました。
最後のお楽しみ・リーディング。これも夏祭りから始まった続き物で、今回の秋祭りでもまだ終わらなかった未完の戯曲を、役者さんたちがリーディングしていくのですが、これが滅法面白い。街の靴修理屋さんが舞台の、そこの店主の青年と小学生のしっかり者の従姉妹ちゃんと、そこにやってくるいろんな人との物語。日常的なのに非日常。何分かに一度はくすっとくる台詞あり、これは続きも楽しみです!今回はIT関連用語とか、若者の間で流行っているのかな?言葉とかふんだんに盛り込まれていて、なんというか、勉強にもなりました(#^^#)。
このほっこりした空気を吸いにまた来たくなるお芝居です。ずっと終わらずリーディングを聞きたい気もしましたが、いつか一本のお芝居になることを期待大でお待ちしています!

そんな感じで今回(10月7日(土)14:00の回)はこれにてお開き。1時間40分の、ちょーどいい時間でした。

秋祭りは今日まで! お時間にご都合つく方は、ぜひ横浜のベイスタジオに癒やされにいきましょ!\(^o^)/

そして次回、晩秋祭りでも冬祭りでも厳冬祭りでもいいので、ぜひお待ちしています。お疲れ様でした!!


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