『ふるさとの遺跡再発見 高千穂会場』の備忘録②
今回も、先週の日曜日は、宮崎県埋蔵文化財センターの主催されていた、特別展の備忘録の続きです。
陣内遺跡に関する解説
陣内遺跡から発掘された土偶と石棒
こちらの展示遺物も、埋蔵文化財センター職員の方のオススメされていた展示物です…。
この遺物は、宮崎県西都原考古学博物館に常設されていて、そちらで観覧する事は出来ますが…
今回の様に、発掘された土地に里帰りするのは珍く、発掘から約64年ぶりに発掘された高千穂町に戻って来た……との事でした…。
土偶
石棒
神殿遺跡に関する解説
神殿遺跡・南平第3遺跡から発掘された遺物の展示
こちらの展示物は、埋蔵文化財センターの職員の方の解説によると…
『高千穂高校のグラウンドと道路を作る時に出て来た遺跡(神殿遺跡)、集落の痕の遺跡から出土した遺物をメインとして展示しています』
…との事でした。
今回も、それぞれの遺物の写真と遺物が展示されていた位置を、備忘録として残したいと思います…。
玉類
磨石
砥石
磨製石斧
石包丁
弥生土器 壺
土師器 甕
土師器 壺
土師器 甕
磨製石鏃未完成品と完成
高千穂町では、下記のような磨製石鏃の未完成品や完成品が、かなり大量に出土する為、この様な石器を作る集団が居たのではないか?
と、言われているそうです…。
磨製石鏃未完成品
磨製石鏃
弥生土器 脚台付鉢
弥生土器 壺
弥生土器 長頸壺
土師器 高坏
…下記の画像は、側面から撮影した写真です…
断面や、形状が良く解ります…
陶器 皿
土錘
布痕土器
塩を入れて運んだ壺で、中の塩を使う(取り出す)時に割る為、雑に作っているそうです。
作り方は……
破鏡
こちらの破鏡については、埋蔵文化財センターの職員の方が解説をされていたので、メモを残して置きたいと思います…
下記は、角度を変えて、数枚撮影した写真です…
鈴釧(見出しの画像)
こちらの鈴釧についても、埋蔵文化財センターの職員の方が解説をされていたので、メモを残して置きたいと思います…
…との事でした。
非常に珍しい遺物を、解り易い解説を聞きつつ観覧する事が出来て、凄く良かったです。
…鋳金(ロストワックス法)で作製できそうな遺物(作品)なので、自分の為に自作しても良いかな~??
……と、思っています……。
南平第3遺跡に関する解説
太郎遺跡に関する解説
高千穂町太郎遺跡・経塚遺跡、都城上平遺跡 から出土した遺物の展示
土師器 小型甕
異形石器
…こちらの太郎遺跡から出土している、音叉の様な異形石器については、以前、宮崎県埋蔵文化財センター分館で直接見た事が有り、まさかここでまた見れるとは思いませんでした…。
異形石器は、古代の遺物の中でも個人的に最も好きな遺物なので、今回、又見る事が出来て、凄く良かったです…。
銅製経筒(積上式)
こちらは、以前、日本に末法思想が流行った時に、全国でこの様な経筒を埋めるのが流行った事が有ったそうで、これは、その時の遺物だと言う事でした…。
弥生土器 甕
経塚遺跡に関する解説
『ふるさとの遺跡再発見 高千穂会場』の備忘録④へ…(To be continued..)
今回の備忘録は、ここで一旦終了します。
今回、備忘録として残した写真の中で、初見で気になった遺物は、この鈴釧です…
元々、高千穂町の地元の方が所有されていて、宮崎総合博物館に寄贈された物で、詳しい出土状況は判らない様ですが、かなり珍しい物だそうです。
ただ…、もう少し、側面から写真を撮影して置きたかったです……。
個人的に身に付けるアクセサリーとして作り直す為に、鈴と鈴の間のブリッジになっている部分(金属線)の断面形状を、もっと正確に知りたかったな~…
…と、少し後悔しております…。
もし、今後、機会が有れば、もう一度見てみたい遺物です。
続きは、少し時間が掛かるかもしれませんが、少しづつまとめて行きたいと思います。
他の『ふるさとの遺跡再発見 高千穂会場』の備忘録へのリンク
『ふるさとの遺跡再発見 高千穂会場』の備忘録①
『ふるさとの遺跡再発見 高千穂会場』の備忘録②
現在の記事
『ふるさとの遺跡再発見 高千穂会場』の備忘録③
『ふるさとの遺跡再発見 高千穂会場』の備忘録④(終)
記事を書くのに掛かった時間
2024/08/14/水~2024/08/16/金
公開日
2024/08/16/金/1958
最近はただの日記になっていますが、自分自身と作りたい作品について更に突き詰めて行きたいので、この作業を暫く続けて行きたいと思います。