ABC255 終了後の多数の失言に関して

こんにちは。Ruteです。
先日、ABC255 (AtCoder Beginner Contest 255)が終了しました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。

私は、ABC255を3問正解という成績で終えることになりました。
しかし、その成績に対して強い自己嫌悪があり、様々な失言をTwitter上で行ってしまいました。
中には、私が普段ツイートしていないようなことも含まれています。
この記事では、このような多数の失言をしてしまったことに対しての経緯などをお伝えしたいと思います。
この記事を投稿するにあたって、私の今の気持ちを整理したいという目的もありますので、何卒よろしくお願いします。
文章力は相変わらず低いかもしれませんが、最後まで読んで頂けると助かります。

経緯

ABC255では、先ほども話したとおり3問正解という成績でした。
しかし、1年以上緑色でかつ4桁未満のRatingしか取得していなかった私にとっては、この成績に対して強い不満を持っていました。
ここでの「不満」は主に以下の3点です。
順番に説明します。

  • B問題・C問題を早く解く事が出来なかった不満

  • 4問正解が出来なかった不満

  • 自分のやってきたことに対してRatingがついていかない不満

不満1「B問題・C問題を早く解く事が出来なかった不満」

まず、1番目 「B問題・C問題を早く解く事が出来なかった不満」に関しての内容です。

私は、当該回の問題をB問題・C問題ともに30分近くかけて正解しました。
B問題は、問題の意図がはじめ良く分からず、図を書いていました。
しかし、図を書いてもどのようなものが答えになるのかが分からず、結局出力の内容から"なんとなく正解のパターンはこのようなものだな"と思いそれを出力するようなプログラムを作成しました。
C問題は、数列の中に含まれる数の中で、最もXに近いものとの距離を計算する問題でした。
これは、制約から「2分探索でいいだろ」と思ったのですが、 ここ最近正解だと思っていた解法で何度も間違えていた私にとってはこの解法に自信が浮かばず、結局全ての入力パターンを場合分けして解くというスマートではない解法で正解しました。(2回WAをしましたが)

今回のような問題に関しては「早く解く」ことよりも「正確性を重視する、正解ならばなんでもいい訳ではない」ということを考えました。
正解に関して疑う点があれば完全にそれが消えるまで徹底的にコーナーケースなどを確認して完全な正解を得ることが出来るまで提出を控えることにしました。
その結果、正解までに時間がかかってしまったと思います。
これにより、1つ目の不満を持ちました。

不満2「4問正解が出来なかった不満」

2番目 「4問正解が出来なかった不満」に関しての内容です。

最近のコンテストで4問正解を続け、コンスタントにRatingを上げていた私にとっては「4完が絶対的なノルマ」だと考えていました。
「ノルマ」の考え方は一般的な会社の営業成績と同じようなものであると考えて下さい。
会社内でAtCoderが普及していれば「4完をしなければ会社の同僚から怒られる」イメージですね。
そのようなことを考えていた私は、今回のD問題が解けなかったことに強い憤りを覚えていました。
しかし、これは客観的に考えれば「考え込みすぎだ」「あなたが失敗したところで、私達にあまり関係がない」などと考える方もいると思います。
それは正しいです。なぜなら私がAtCoderコンテストにおいて失敗をしたところで、皆さんには関係がありません。
ただ、普段から配信をされている視聴者の方に対して失敗を見せたくない, という強いプライドによって、このような不満を持つようになったと認識しています。

不満3「自分のやってきたことに対してRatingがついていかない不満」

3番目 「自分のやってきたことに対してRatingがついていかない不満」に関しての内容です。

これは、正直にいうと「仕方ない」と思っています。
昨年2021年、大学の講義が忙しくなり競技プログラミングの過去問に割くことが出来る時間が減りました。
その結果ほとんど精進を行うことが出来ず、毎週コンテストに出てはRatingが上がったり下がったりすることを繰り返すだけでした。
そのような事が続いている中で、今回のような不満を持ったのですが
学習時間などの振り返りをすることで「仕方ない」と思うようになりました。
ここまで学習時間が取れないのなら趣味の「音楽ゲーム」へ取り組む時間やYouTubeを見る時間などを削って精進を続けるべきだったのですが、
2021年夏の時点でメンタルがかなり崩れている私にとっては、残念ながらそのようなことが出来なかったです。
メンタルが崩れた状態を維持していると体調がひどく悪い状態になり
昨年の10月 および 昨年の12月には 発熱の症状が発生しコンテスト参加を控えたこともありました。

ここで皆さんは「なんでここまでメンタルが崩れた状況でコンテストに参加し続けているか」という疑問を持つと思うのですが、
結論から述べると「とにかく成果を出したかった」という思いがあったからです。
私は、2020年4月から1年間、茶色というRatingで現在と同じように伸び悩みを続けていました。その際もRatingが下がる度に今回と同様に様々な失言や被害妄想のようなことを話していました。


今回の一件を受けて、
「何をやってもどうせ成長はしない」などの感情を持つようになり、

  • 競技プログラミングのコンテストに参加する意味は何か

  • 本当に就活などに役に立つのか

  • 本当に競技プログラミングは楽しい趣味なのか

など いろいろなことを考えさせられました。
思い返せば、私が大学1年生の時はこのような負の感情は持たず、純粋に「プログラミングで問題を解くのって楽しいな!」という感情を持ってコンテストに取り組んでいましたが、今となっては違います。
「この問題が解けないと、次のレベルには進まない」
「このレベルの問題が解けないと、界隈全体から馬鹿にされる」

このような、偏った思想を続けていた結果今のようにコンテストに参加することが本当に意味があるのかなどの感情を持つようになったのです。
決してこれは、「競技プログラミングが私の精神を異質なものにさせた」など競技プログラミングのコンテストへの出場を悪く言っているものではないということだけ理解して下さい。
(私のような特殊なケースがある、という感じです…)

以上が、私が持った3つの不満に関する内容でした。
他にも競技プログラミングのコンテストに対して様々な不満を持っていますが、これ以上書き連ねると私の精神が持たなくなるので、このあたりで止めておきます。

ABC255から何を学んだか

ABC255から私が学んだことは主に以下のことです。

  • 幾何学のような問題に対して、苦手意識があること

  • 競技プログラミングのコンテストに出て、社会的な意味があるのかを考えさせられたこと

幾何学の問題に関しては、以前にも様々な問題が出題されましたが、どれも本番中に解く事が出来なかった経験があります。
それらの問題を復習しても結局今回のコンテストで解く事が出来なかったので復習することに意味があるのかを考えさせられましたし、このような問題が出た時にRatingが下がるのは必然的であることが分かりました。

しかし、実際の計算機科学の分野では三角関数や座標距離を使う内容も存在します。
幾何学の問題を解く事が出来なければ、計算機科学の内容を完全に理解したとはいえないと考えています。なので、この問題を解けない私は計算機科学を完全に理解していないので、なるべく早く理解したいと思いました。

謝罪

今回の一件に関して、
多くの競技プログラミングユーザーに対して不快な思いをさせてしまったこと、並びに私の軽率な行為によりTLを荒らしてしまったことなどについて謝罪させて頂きます。
私は顔出しが出来ないので、このような形の謝罪となってしまいますが、何卒ご了承下さい。
この度は本当に申し訳ございませんでした。

今後について

私は、来週土曜日 21:00より開催されます
東京海上日動プログラミングコンテスト2022(AtCoder Beginner Contest 256)
への出場を控えることに致しました。
また、それ以降の競技プログラミングのコンテストに関しても、参加頻度を大きく減らす予定です。
理由は単純で、
今回の一件の前から精神面の不調が続いており、このような状態でコンテストに参加してもさらに精神面の不調を悪化させてしまう可能性がある
と判断したためです。

また、一旦競技プログラミングに触れる時間を減らし、大学の学業等に専念したいと考えています。
現在私は大学4年生であり、「卒業論文・およびそれに関わる研究」を続けている最中です。研究は大学4年生の1月までに結論をまとめる必要があります。研究論文を完成させなければ大学卒業ができないので、競技プログラミングよりも重要であると思っています。
努力したことが叶わないのは残念ですが、私は学生なので競技プログラミングの精進をすることより、研究論文を完成させることを優先しようと思います。

最後に

掲示板に関して

以前より掲示板にて私に関する内容が投稿されているようですが、それに関しては全てではないですが確認をしています。
いつもありがとうございます。

アドバイスをして頂いている方もいますが、それとは反対に私に関する批判なども存在している状況です。
アドバイスを見て精進内容を変えることもしていました。

私は、この掲示板で個人情報などが書かれることを強く恐れています。
掲示板に書いているユーザーの発言内容が時々かなり鋭く、炎上などをした場合に個人情報を書かれかねないと思っているからです。
しかし私に対する言及は、2021年4月より1年以上続いており、「そろそろ話題から離れて欲しい」というのが正直な感想です。
正直、貴方方のコメントを見るのにも疲れましたが、上記のようなリスクを考えますと、結局監視することをやむを得ず続ける必要があります。
お願いですから、これ以上私に対する言及をなるべく控えていただけないでしょうか。完全に控える必要はありません。
本当に毎日そのことを不安に思いながら生活をしている状況です。よろしくお願いします。

皆さんに対して

私は、はじめは競技プログラミングのコンテストが本当に大好きでした。
しかし、「Ratingが上がらない・精進量が足りない」こと等で精神が崩れると、今回の様なことが起こってしまうのです。
今後は競技プログラミングに対して強い否定・ならびに悲観的な感情をTwitterなどのSNSで呟くことはなるべく控えますが、今後もしかすると卒業論文の作成などで精神的な苦痛を感じて皆さんに助けを求める事があります。
その際は相談に乗って頂けると有り難いです。よろしくお願いします。

この記事に対して何か感想・反論などございましたらnoteのコメントまたはブログ記事などで言及して頂けると反応しますのでよろしくお願いします。
以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?