美容にも体つくりにも必須?亜鉛の効果と注意点!
こんにちは!
元美容・痩身器具メーカー社員でパーソナルトレーナー・美容アドバイザーのrutaです。
亜鉛は主に筋肉・骨・皮膚・肝臓・脳・腎臓などにある成分で、タンパク質の合成に関わる酵素の材料でもあります。
男性の生殖機能や肌や髪にとても重要なはたらきをしていて、男女ともに美容でも体づくりでも必要な栄養素です。
食べ物では牡蠣に多く含まれますが、なかなか頻繁に食べるわけにはいかないと思いますので、サプリメントからの摂取が現実的でしょう。
◇亜鉛の効果
・美肌・美髪
髪の成分である「ケラチン」の形成には、亜鉛が必要不可欠です。
亜鉛が不足するとケラチンが形成できなくなってしまうため髪に艶やハリがなくなったり、髪の毛の生え代わりの周期が乱れて抜け毛や薄毛の原因になったりしてしまいます。
また亜鉛は皮膚や髪の抗生物質であるたんぱく質の代謝を促す働きを持っているため、これらの健康を維持する効果が期待できます。
亜鉛の適度な摂取は美肌・美髪効果にもつながるんです。
・正常な味覚を保つ
食べ物の味は舌の表面にある「味蕾」という微小な感覚器官で感じ取ります。
この味蕾という細胞は短い周期で新しく生まれ変わります。
そして、その生まれ変わりに亜鉛は重要な働きをしているのです。
このことから体内における亜鉛が不足すると、最初に影響を受けるのがこの味覚細胞である味蕾といわれています。
また味覚障害の原因の多くが、亜鉛不足によるもの。
適量の亜鉛を摂取することで、味蕾の働きを保ち味覚を適切に保つことができます。
・筋肉の維持
たんぱく質の働きを促すのが亜鉛。亜鉛は筋肉の合成に深く関わっているミネラル成分で、筋トレを行うと分泌されるIGF-1という筋肉の合成を促進するホルモンの生成を高めることで、筋トレの効果を最大限に引き出してくれるのです。
また、タンパク質と一緒に摂取することで、吸収率があがります。
いずれにしても筋トレやスポーツをされる方は必須の栄養素といえるでしょう。
・男性の生殖機能改善
男性の性欲低下や勃起障害の原因の代表的なものとして、男性ホルモンの減少があります。
亜鉛は男性の前立腺や性腺に高い濃度で含まれていて、この男性ホルモンの合成や精子の生成に深く関与しています。
したがって亜鉛が不足するということは、不妊や生殖機能の低下を招く可能性があります。
◇亜鉛の必要性
亜鉛は体内で作り出すことができない栄養素で、食事から摂取する必要があります。
また、体内にため込むことのできないミネラルなので、継続して摂る必要があります。
タンパク質やビタミンA、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率があがります。
1日の推奨量は成人男性で10mg、成人女性で8mgで、最近の調査では男女ともに推奨量より不足していることがわかっています。
亜鉛が不足すると子供はタンパク質やDNAを上手く合成できなくなって整腸障害が起こる可能性があります。
大人で多いのは味覚障害や皮膚や爪・髪などのトラブル、免疫力の低下といった症状が出る可能性がありますので、年齢を問わず必要な栄養素といえます。
特に男性は生殖機能や男性ホルモンのテストステロンの生成にも関わるため、不足すると男性不妊の可能性も考えられ、重要な栄養素となります。
◇亜鉛の注意点
亜鉛は大量に過剰摂取すると副反応で吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、黄疸、胃の障害、腎機能障害などが起こる可能性があり、成人男性であれば40~45mg、女性の場合は35mgが上限とされています。
亜鉛を大量に摂取した状態が続くと、銅が欠乏し、貧血の原因になることもあります。
ただ、通常の食事であれば牡蠣を300g以上食べ続けるような食生活をしなければ超えるようなことはありません。
亜鉛の過剰摂取はアスピリン、イブプロフェンといった非ステロイド性抗炎症剤の効果を弱めてしまうことが分かっていますので、薬を服用されている方や治療中の方などは、医師に相談するようにしましょう。
◇おすすめ亜鉛サプリ
亜鉛はサプリメントとしては安価で試しやすいものです。参考までにメジャーなメーカーのものをご紹介しておきます。
【まとめ】
・肌や髪や男性の生殖機能にとって重要で、男女ともに必要な栄養素
・体内で作り出せず、不足しがちなので、過剰摂取に気を付けながらも積極的に摂取しましょう。
・サプリメントとしては非常に安価なのでまずは試してみましょう。
私の記事ではこういったダイエット・ボディメイクや化粧品・スキンケアなどの美容に関すること、美容メーカー管理職を辞めた今だからこそ言えることなどを書いていきますので、良かったら今後も見ていっていただけると嬉しいです。