まちかど厨房半額戦線
横浜国立大学正門側に住む人間は、度々ローソンにお世話になる。
国道1号線沿い、まいばすけっとも閉まり車の交通も減った24時以降、旧市民病院前に位置するローソンは僕たちの岡沢町を煌々と照らしてくれている。
でも、実は最も輝いているのは24時を回るもう少し前、20時頃である。
その時間、店内に異変が起こる。
あそこのローソンは店内調理をしたお弁当やサンドイッチを販売している。ローソンはそれをブランド、まちかど厨房として売り出している。
正直、チルドのコンビニ弁当やまいばすけっとのお弁当より美味しく、値段も500円ほどであるため、自炊がだるい日には非常に強い選択肢となる。
そのお弁当が、だいたい20時頃、半額になる。
チルドのコンビニ弁当と違い、美味しさを維持するために常温で棚に陳列される店内調理のお弁当は、消費期限が当日23時までと非常に短い。
そのため20時頃に半額シールが貼られるのだ。
しかし、20時過ぎに行ってもすでに弁当が全て無くなっていることもある。
当然、その日の弁当の売れ行きが良く、売り切ってしまっていれば半額になる弁当など無いのだ。
だから、今日も半額弁当が残っていますようにと願いながら、20時過ぎにローソンに向かう。
因みに、早い時間に行って半額になるのを待つのは賤しい行為である。
まちかど厨房半額戦士として正々堂々と、なんとなく小腹がすいてローソンに行ったら偶然半額になっていた弁当と偶然出会って一期一会ということで購入するという雰囲気を出さなければならない。
また、15時ごろに行っても当日19時迄に消費期限を迎えるお弁当に一度出会ったことがあるが、その辺りの時間は詳しくないためどなたか証言をいただきたい。
この記事を読んで岡沢町のローソンの半額弁当を買いに行く人は私の分のロースカツ丼を残しておきましょう。