「う」うまそうですね
下からえぐるように「見る」
澄んだ瞳で「見る」
ふと視界から消えると、後ろ脇の下から顔をつっこみ胸に顔を出し
「近くで見る!見る!見る!」
ウチの犬、決して人のものを勝手に食べたり触ったりすることはないのですが
(今思い出すといい奴だったと思う、くすん)
とにかく見る!シッポを振る!!
その圧といったら…。
とってもウザいので無視するのが大変でした。
たまに視線に負けて食べ物をあげましたが、
あげたとたん飲み込んで何事もなかったように
「うまそうですね」
と澄んだ目で見られたものです…。
際限がありませんでした。
けっこう犬に見られないように、おやつはこっそり食べました。
なんだか悪いことをしているような、後ろめたい気持ちになりました。
今となっては後ろめたさまで胸キュンです。
変態ですね。