ギャラクシーカップ2023[一般の部/第1期]優勝/2位デッキ分布(23/4/15~4/30の59個)
ギャラクシーカップ2023[一般の部/第1期]の環境
・予選大会/一般の部・第1期:2023年4月15日(土)~4月30日(日)
https://www.konami.com/yugioh/rushduel/event/galaxy-cup/2023/
・定員64名、トーナメント、32回開催、上位1名が8月の決勝大会に進出
・制限時間:40分/2本先取/制限時間超過時エキストラターン、エキストラデュエル
・4/1にリミットレギュレーションが改訂され、猛威を振るっていたエクスキューティーのリリウス、スクランブルが制限カードへ
・「ディープシー・ハンター」登場、「VSパック マキシマム・フォース」発売で海竜族マキシマム登場後の環境
優勝/2位デッキ分布(59個)
各予選会場の優勝/2位デッキジャンル・レシピ
下記のスプレッドシートに、データを集積しています。
デッキレシピ47個のリンクを公開していますので、ぜひご参照ください。
優勝デッキに関しては、全て公式カードデータベースに入力したURLを公開しています。
なぜエクスキューティーが7割を超える優勝/2位のシェアとなったのか
まず、前提として、普段のトーナメントバトル(シングル)のエクスキューティーの割合は、多くて体感3~5割程であると前置きしておきます。
ギャラクシーカップの参加者全体のシェアとしても、サンプル数が少なく正確な根拠が出せませんが、似たようなものでしょう。
(エクスキューティー自体の強さは、他で記事があるかと思いますので割愛します)
大きな要因はマッチ戦のため、サイドチェンジがある事です。
特定のカードに依存せず、毎ターン安定した動きができるエクスキューティーは、サイドチェンジをしてもデッキパワーが落ちにくい事が強みになります。
例えば、シェア2位の海竜族マキシマム(ポセイドラ)と対面した場合、下記のように無駄が無くサイドチェンジを行い、デッキパワーがあまり落ちません。
・サイドイン
マキシマム召喚を封じる「虚無魔人」「業火の結界像」
マキシマムを突破する「エクスキューティー・フラーメ」3枚目、「陰陽封陣」
墓地のモンスターを戻す「バックジャージ」
マキシマム召喚時に破壊できる「激流葬」
・サイドアウト
マキシマムに使えない「エクスキューティー・ルーシー」
ポセイドラ(墓地0)に使えない「魔法の筒」「エクスキューティー・エマージェンシー!」
マキシマムに使えない「亜竜地獄」
対して海竜族マキシマム側は、エクスキューティー対策カードをサイドから入れても、マキシマムモンスターを揃えるカードが減るとデッキパワーが目に見えて落ちるため、エクスキューティーほど有効なサイドチェンジが難しくなります。
次に、制限時間40分を超過した場合に強いことも大きいでしょう。
制限時間を超えた場合、エキストラターンやエキストラデュエルを経て、ライフ差でデュエルの勝敗が決着します。
つまり、勝利条件が「相手のライフポイントを0にする」から、「相手よりライフポイントが多い」に変わる状況があります。
毎ターン3体のモンスターを展開する事が容易で大ダメージを受けにくくかつ攻めやすく、ライフポイントを回復する「エクスキューティー・プラウティ」が3枚入っており、エキストラに入ると有利に進む傾向にあります。
第2期(6/3~18)の環境
「閃光のオブリビオン」が発売となり、帝、セレブローズの新規ジャンルの登場、既存テーマの強化があります。
「マッドレア・アクエラ」「ライステラス・クライシス」といった強力なエクスキューティー対策カードも登場し、他ジャンルにも目が出る事でしょう。
様々なデッキが勝ち上がる環境を期待しています。