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VJを始めるには(クラブDJ・コンサートで映像出すやつ)


VJとは

VJはイベントで映像を扱う

「クラブなどでDJの後ろに映ってる映像を出してる人」のことです。
VJとはビデオジョッキーの略です。流れてる曲に合わせてMVを流したり、モーショングラフィックスを曲調に合わせて選んだり切り替えたりして曲の盛り上がりやフロアの雰囲気を視覚的に盛り上げます。サビまえに映像を点滅させたりしてね。
他にも結婚式や演劇の映像演出をしたり、学園祭の出し物なんかにも使いますね。

VJをするには何が必要?

以下です。

■必須!!
パソコン
VJソフト(VirtualDJ、Modul8、Resolume、VDMXなど)
HDMIケーブル
プロジェクター(ただし大概、店側に常設してある)
ストレージ(HDD or SSD)

■あると便利
Midiコン

以下一つづつ解説します。

パソコン

パソコン

必須です。言うまでもないですね。
デスクトップだと移動が大変なので、ノートPCにしましょう。
でも稀に居ますデスクトップ派も。

パソコンからHDMIケーブルでプロジェクターやモニターに映像を映します。GPU(グラフィックボード)が付いてれば尚よしです。

推奨スペックは使用するVJソフトによって変わりますが、経験則の目安として

CPU: Core i7またはM1以上
メモリ:16GB 以上
モニター解像度: 15インチ以上

モニターは13インチとかでも一応できますが、大きい方が作業領域が広がって使いやすいです。
VJソフトは作業領域を多く使うので、画面が大きいに越したことは無いです。

VJソフト


VJソフト

当たり前ですが必須です。
ソフトが無いと映像ファイルがあっても映像を出すことができません。

一般的なVJソフト

■GrandVJ
事実上ディスコン。2020年からアップデートしてない。使用・購入はやめよう!

ArKaosホームページより

新しいCPU(M1、M2等)にも対応してなくバグ等トラブルも頻発してて、もはや商品としての体をなしてない。

■VirtualDJ、Rekordbox videoなど
厳密にはVJソフトではなくDJソフト。
DJで曲を扱うのと同じように映像を扱えるのでVDJ(映像と曲を両方かけるDJスタイル)のときにも重宝する。
VirtualDJは近年VDJソフトとしての機能がだいぶ充実してきた。
Rekordbox videoはrekordbox DJをCreativeプラン以上にすることで使用できる。
 メリット: DJ感覚で映像を扱えるのでDJにも扱いやすい。
 デメリット: そこそこ高い。無数に映像を切り替えたい場合には向かない。DJソフトが基礎になってるので、エフェクトやトランジションはVJソフトに比べるとかなり貧弱。

■Modul8
スイス GarageCube製のVJソフト。
非常に拡張性が高くモジュールという部品を追加してカスタマイズする。
モジュールはPythonを書いて自作もできる。
カスタマイズにより数多くのパラメーターを精密に数値データ化できて再現性が高いので演劇やインスタレーションでよく使われる。
価格は買い切りで299€

 メリット: カスタマイズ性が非常に高い。Pythonで独自にカスタマイズもできる。何でもできる。
 デメリット: すの状態だとそっけないソフトので、自分のスタイルに合わせてモジュールを組み合わてカスタマイズする必要がある。

■VDMX
VJの本場アメリカニューヨーク vidvox製のソフト
とりあえず無料版でもほとんどの機能が使えるので初心者が多い、実際にネット上にも易しい解説が多く初心者向けと言える。
設定を保存したい場合は有料版を購入しよう。
操作画面のレイアウト配置が自由自在。Pluginでカスタマイズの自由度が高い。
周りのVJでもよく見かける。
有料版は$349。

 メリット: カスタマイズ性が高い。デモ版は少し制約があるが無料で使える(ちゃんとVJやるなら、デモ版じゃなく課金しようね!)。何でもできる。
 デメリット: 素の状態だとそっけないソフトなので、自分でカスタマイズする必要がある


■Resolume
オランダ Resolume社製のVJソフト。
一番人気の高いソフト。
高機能だが、ある程度御膳立てされてるのでModul8よりは使いこなしやすい。ただしModul8よりは自由度が低い。
基本的VJ機能のみの「Avenue」 とマッピングなどの機能がついた「Arena」がある。
普通にVJしたいならAvenueで十分だが、変形LEDスクリーンなどマッピングが必要なところでのVJやプロジェクションマッピングがしたいならArenaを買おう。
後日アップグレードもできる。
Avenue: € 299.00 Euro / 12ヶ月 更新 € 79.00 Euro / 12ヶ月
Arena: € 799.00 Euro/ 12ヶ月 更新 € 219.00 Euro / 12ヶ月

メリット: 高機能、大抵のことはできる。レイヤー数も自由に増やせる。
デメリット: カスタマイズの自由度は劣る。


■TouchDesigner
カナダのDerivative社が開発したヴィジュアルプログラミング言語。

TODO: その他VJソフト

別のarticleにまとめる予定

MIDIコントローラー

nanoKontrol

マウスとキーボードとは別に操作するためのコントローラーです。
ソフトによって使いやすいコントローラは違うと思いますが、VJブースは狭いので小さいMIDIコンを使う人が多い。
代表的な小さいMIDIコンはKORG nanoKONTROL2ですね。


ストレージ

SSD

HDDやSSDなどの外部記憶装置のことです。多くの映像を使用するVJをするはたくさん容量が必要になります。
最初からパソコンに大容量のを内蔵してもいいですが割高だし、追加でさらに容量が必要になったりします。なのでコスパ的に外付けになります。

とりあえず2TBあれば十分です。
足りなくなったら大きい容量のHDDに買い替えましょう。

VJが最低限知らないといけない基本知識

まだあるけど、とりあえずこんなところ。
ほんとに基本的なことだけど知らんやつが大杉。映像扱うなら全部最低限の知識だな。さすがに知らんとヤバいぞ!!

色について、

VJのプロジェクターの色温度がズレてることがよくある。この知識も必要。


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