![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152426945/rectangle_large_type_2_302d2e1a0b336fc4abd189f1b254edec.png?width=1200)
ゼロ円でVJで使う動画ファイルを変換してみた
VJをやってると必ずブチ当たる問題、それが拾ってきても再生できない動画があること。その動画を再生できるように変換する方法を紹介します。
動画ファイルを変換するには何を使うの?
ffmpegというフリーソフトを使います。高機能で対応コーデックが非常に多く変換が高速で、動画変換ツールの代表格にして最強です。
インストールの準備
ffmpegをインストールする準備として、まずhomebrewをインストールします。
homebrewのページにアクセスして、ページ中らへんにあるコマンドをコピーします。
![](https://assets.st-note.com/img/1724686819847-alFnQUi08a.png?width=1200)
ターミナルアプリを起動して
![](https://assets.st-note.com/img/1724687184416-S0AQfT8gdR.png)
コピーしたコマンドをペーストして、キーボードのエンターを押します。
![](https://assets.st-note.com/img/1724687184392-6WxdMdOqZ1.png)
しばらくするとターミナル画面に「Next steps: 〇〇しろ!」と指示が出てくるので、そのとおりに実行します。
ffmpegをインストール
homebrewがインストールできたらffmpegをインストールします。
下のコマンドを実行します。
brew install ffmpeg
インストールできたか確認するには下のように打ちます。それでバージョン情報が出てきたら成功です。
ffmpeg -version
基本的な使い方
ffmpegのもっと基本的な使い方、ターミナルを開いて
ffmpegに続けて-iで入力ファイルを指定し、続けてオプションを指定、最後に出力ファイルを設定する。
例えばexample.aviをコンテナ形式mp4に変換したいなら、こんな感じ
ffmpeg -i example.avi example.mp4
コーデックをH.265/HEVCに変換してコンテナ形式をMP4で保存したいなら、このようにオプションを指定する。
ffmpeg -i example.avi -c:v hevc -tag:v hvc1 example.mp4
フォルダ内の全ファイルを一括処理
バッチ処理のやり方です。
まずデスクトップにフォルダを2つ作ります。
「変換前」に変換したい動画ファイルをまとめて入れます。
「済」は空のままにします。
![](https://assets.st-note.com/img/1724765339689-rmGQHzTNL2.png)
テキストエディットを起動して、
![](https://assets.st-note.com/img/1724765692914-iYNifDc8yK.png)
下のとおりシェルスクリプトを書いてファイル名は「Videotrans.sh」で保存します。
#!/bin/bash
original=~/Desktop/変換前/
result=~/Desktop/済/
for file in $original*
do
resultfile=$result`basename "$file"`
ffmpeg -i "$file" -c:v hevc -tag:v hvc1 "${resultfile%.*}.mp4"
done
ターミナルを開いて下のコマンドを実行すると、
「変換前」フォルダに入ってる動画が全て変換されて「済」フォルダに保存されます。
sh Videotrans.sh
以上です。
一括処理の方法として、シェルスクリプトを使う方法以外にAutomatorを使う方法もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1724938220947-cfy6vAnnr0.png)
どちらでもいいです。お好みの方を使いましょう。
参考ページ
情報や詳しい使い方です。