【Funny A】【第5期】大喜利ライブで優勝した話

2024年5月6日(月・祝)14:00から、中野富士見町にあるバー「ニューサンナイ」で、私の参加している「Funny A(第5期)」の発表会がありました。Funny Aはお笑い芸人のバッファロー吾郎A先生が主催している大喜利のワークショップです。私はこのライブで悲願だった優勝をさせていただくことができました!とても嬉しい経験だったので、ここまでの道のりをnoteに書いておきたいと思います。

【第2期〜第3期】Funny Aとの出会い

私がFunny Aのことを知ったのは2023年10月3日(火)に新高円寺のライブハウス「ロフトX(テン)」で行われた第2期の発表会です。私のトップ推しの芸人さん(仮に「Dさん」とします)がゲスト審査員として出演するというので普通にお客さんとして観に行きました。

発表会の参加メンバーはプロの芸人さんだけでなく一般の方々も多く、特に女性の皆さんが気持ち良いテンポ感でクールな回答を連発しているのに痺れました。あと優勝した人たちがDさんに褒められているのも普通に羨ましかったです。私も機会があったらこんな人たちと大喜利をやってみたいと思いました。

その願いがかなう日は意外とすぐにやってきました。第2期に続く第3期ワークショップが翌月の11月から開催されることが発表されたのです。もちろん販売が開始されると同時に申し込みをしました。

ワークショップが始まると前回の発表会に出演していた方達が沢山いて、特に女性陣はほとんどがリピートで参加していました。憧れの人たちに会えて嬉しい反面、自分のような大喜利初心者が入っていけるのかな?と思って緊張していましたが、発生練習や身体を動かすワークを通してどんどんリラックスすることができました。

第3期はリピーターだけではなく、普段から大喜利のライブに沢山出演している人やプロの芸人さんもいて、全体に洗練された雰囲気でした。自分は数少ない初心者でしたが、何とか答えを出して笑い声が返ってくるととても嬉しかったです。こうして自分の中の楽しい気持ちや言葉の出し方を少しずつ掴むことができるようになってきました。

【第4期】MCに初挑戦したこと

2024年の2月にワークショップ第4期の募集があり、私は引き続き参加しました。12月に発表会のライブも経験させてもらったので、前回よりも積極的にワークショップを楽しみたいと思いました。

人前でやる大喜利には「MC」という司会者がとても重要になります。問題を読み返したり答えを出す人を指名していく係です。その他にもみんなが答えを考えている時に場をつなぐという役割もあります。何回か参加しているうちに「MCができる人はかっこいい!」と気持ちが芽生えました。特にFunny AでMCを任される人はみんな外見も仕切り方もスマートでかっこいいのです。

そこである日ワークショップの中で「みんなで順番にMCをしたらどうでしょう?」と提案してみたところ採用されました。実際にやってみるとその場のバランスを取るのが難しいと思いましたが、何故か受けたのでとても嬉しかったです。でも仲間内で面白がられているときならともかく、実際にライブでお見せできるレベルではないということは自分でもわかりました。それからはできるだけ他の人の良い面を見つけることにしました。

大喜利の方はこの頃になるとだんだん慣れてきて笑いも取れるようになりました。でもそれよりも他の人が出しやすくなるように一答目を出したり、前の方で出た答えを伏線として回収したりして自分なりのテクニックが使えるようになってきてとても楽しくなってきました。

【第5期】リーダーになって思ったこと

第5期のメンバーには初めて大喜利に参加するという方が半数以上いました。リピーターの方たちも私以外全員ネタのブロにも出演する予定だったので、大喜利だけの参加では私が最古参になりました。そしてA先生から「リーダー」というご指名を受けました。スタンフォード大学の監獄実験ではありませんが、せっかく大役をいただいたのでそれに相応しい振る舞いをしようと思いました。具体的にはワークショップを楽しんでもらえるような雰囲気を作ろうと意識しました。でも外から見るといつもの調子で適当にヘラヘラしているように見えたと思います。

私が余計なことをしなくても、新メンバーの皆さんは自主的に資料を集めたり一つの問題の答えを沢山考えたりしていて、ものすごく努力していて素晴らしい!と思いました。みんな自分のキャラクターを意識的に作ろうとしていて気持ちの強い人たちが多かったと思います。この頃になると本当に大喜利にも人間にも「正解」というものはなくて、人の数だけ素晴らしさがあると感じられるようになりました。

発表会当日のこと

発表会で私は予選Aブロックの出場とBブロックのMCを担当することになりました。この発表会ではひとつ奇跡がありました。最初に私がFunny Aを知るきっかけになったDさんが、今回もゲストとして審査員と決勝戦のMCを務めてくれることになったのです。

勝ち負けには拘らずに、楽しい趣味として大喜利を続けたいという気持ちでいましたが、やはりこのタイミングで賞をもらうのが一番嬉しいだろうと思いました。ただ大喜利というのは努力すれば勝てるというものではなくて、その時々の対戦相手やお題、お客さまとの相性などに影響を受けるので、上手くいかなければ仕方がないかな?と思っていました。Aブロックの出場者は私以外は新メンバーで、私ともう1人とで決選投票になり、そこでは僅差で2位になりました。

Bブロックでは本当に楽しくMCをさせていただきました。ここは参加2回目以降、大喜利力もしっかりしている人たちばかりなので、安心して進行することができたと思います。ブロックの段階ではあまり勝敗に拘らずに雑談もしながらワイワイ楽しむというコンセプトも私には合っていました。

Cブロックが終了して、各ブロックの優勝者3名に加えてゲスト審査員のDさんが決戦に進むもう1人を選抜してくれることになりました。その際に「私とGさんとの間で迷っている」と言うことでした。Gさんは1期先輩でプロの芸人さんです。私はその時自分がいた客席から「Gさんはこの後ネタも見てもらえるから、選抜は私にしてください!」とお願いしました。するとGさんも舞台袖から良い感じで絡み返してくれました。さすがです!そのやりとりも含めて面白かったということで、私はついに決勝まで進むことができました。

決勝ではそれまで客席から審査をしていたDさんもMCに入ってくれました。私は舞台上でDさんと共演ができる日をずっと夢見ていたので、ここでもひとつの目標が達成できました。そこからのことは、あまり覚えていないのですが、とにかくできるだけどんどん回答を出していったら、皆さんから沢山拍手をいただいて優勝することができました。

優勝した後で思ったこと

優勝してから後からじわじわと「努力を積み重ねてきて良かった」と思いました。同時にいろいろラッキーな要素が積み重なって自分にとっては一番良い結果になったとも思いました。

忙しい日常の中では忘れられていくことかもしれませんが、私にとっては本当に大切な思い出になったので記録しておきたいと思いこのnoteを書きました。

最後にA先生、主催の石川社長はじめ、全ての期を通して関わってくださったメンバーの皆さん、ゲストの方々、足を運んでくださったお客様たちに心から感謝したいと思います。

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