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イヤカフ奇譚

昔、ある作家さんが40歳くらいの時のインタビューを読んでいたら「身体にキックを入れたくてタトゥーを入れた」というようなことを話していて、それが印象に残っていました。

そしてたまにその言葉を思い出して私も体にキックを入れたくなることがあります。

それがある時は髪の色を変えることだったり、ヘナタトゥーを入れることだったりしました。
(消え物多し)

ピアスは左右に一つずつ開けたものが思いの外安定していて、特に増やす気はありませんでした。

イヤカフを初めて買った時「それまで使ったことのないアクセサリーを身につける」ということで久しぶりに身体にキックを入れる気持ちが蘇ってきました。

最初に買ったイヤカフはあるポップアップショップで見つけたものです。
とてもわかりやすく説明してもらって試着してみると、予想以上に付けやすく取れにくい感じだったので購入を決めました。

しかしここに落とし穴がありました。

最初に装着して出かけた日、駅のホームで耳に違和感を感じて触ったらそのままイヤカフが転がってホーム下に落ちてしまいました。
駅員さんに見てもらったのですが、結局見つからなくて、その駅を通る度に「ここに私のイヤカフがいるんだな」という気持ちになります。
この前その駅にホームドアが設置されていて、「もっと早く付けてくれればこんなことにならなかったのに」と思いました。

これはイヤカフ自体のせいではなくて、私がちゃんとはまっていることを確認出来ていなかったせいだと思います。

その後、3COINSで落としたイヤカフに感じが似ているものを見つけました。
失礼な言い方になりますが「落とすかもしれないならこっちで良いかも」と思って買ってみたのですが、これはこれでサイズが合わないのか必ずすり抜けてしまうのです。
一時気持ち悪くなるくらい練習したのですが、それでもダメだったので、イヤカフは諦める方向に進んでいきました。

そして先日、エキュート東京での「なにのむ?展」に行きました。

今はリングとピアスとネックレスは今あるものから出来るだけ増やさないように心がけているので、やはりイヤカフが候補に上がってきていました。

そして目についたのがnemu nemu accessoriesさんのミントグリーンのイヤカフでした。

片方から見るとミントグリーンなのですが、真ん中あたりから赤〜オレンジのグラデーションになっていました。
着ける方向によってイメージを変えることが出来ます。
また石が全てシアーなのも素敵でした。
他にもいくつかバイカラーのものやオーロラのものも見せてもらったのですが、これが私には一番似合っていたので決定しました。

後もう一点不思議だと思ったのが他の候補のものはどうしても上手く着けられなかったのです。
これともう一点のピンクのグラデーションのものだけをセットすることが出来ました。
長い時間場所を占領して、試着なのか着ける練習なのかわからない位になってしまい本当に申し訳ありませんでした。
でもおかげで決めることが出来てとても嬉しかったです。

そしてその後の夜遊びに早速このイヤカフを使うことが出来ました。
合わせたかったピアスともぴったりだったし、新しく自分の顔まわりにキラキラ光るものが付属していると思うととてもテンションが上がりました。

家に帰るまでしっかり耳についてくれたので無事難関も突破したと思います。
これからも大切に気をつけて使っていきたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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