「ブライトン・ビーチ回顧録」の回顧録
おはこん☕️
観てきましたよ、ブライトン・ビーチ回顧録!!
いや〜よかった!!今でも心の中でスタオベしてます👏一般チケット取ってよかった…!ナイスだよ自分!!
例のごとくさらりと回顧noteを。
赤シャツみたいに本が手元にないので、台詞や細かいところは曖昧です。ご了承ください🙏
あ、大ネタバレですのでそこもご注意を!!
📝
総括
結論ファーストで笑
家族の関係や問題、個人の持つ苦悩などの本質はどの時代も変わらないんだろうな〜と思った。
人と人との繋がりの中で最小単位の家族。それは切っても切れない縁で、運命。互いに助け合い、干渉したりしなかったり。理解しているようで、理解しきれていなかったり。安定しているようで不安定な家族の様子を見て、なんだ、どの時代も同じなんだなと思った。
ひとりひとり、何らかの悩みを抱えてるんだよね。それが外に見えるか見えないかは別として。悩みをどう持つか、捨てるか、減らしていくかが人生のドラマになるんじゃないかな、と。
脱線するようで申し訳ないが、私が今年ハマったドラマ「おかえりモネ」の中にこんなセリフがある。
「生きてきて何もなかった人なんていないでしょ。」
みんな、何かしらの痛みを抱えて生きている。
それがこのドラマの裏のテーマのように私は考えている。
そして、それはどの時代にも世界にも作品にも通じるんじゃないかな〜と思うようになった。
先日みた赤シャツでも、各々が抱える痛みが摩擦を起こしていた。ブライトン・ビーチに住む7人にも、大人子供関係なく、何かしらの痛みがあった。
痛みを抱えながら生きることは、重荷に感じるけれど、みんな同じなんだと思うと気持ちが少し軽くなる気がする。抱えた重さで靴はすり減るけれど、生きていくと得るものもたくさんある。
みんな必死に生きているんだ。舞台上の生の息づかいを聞くことで、そう思えて何だか元気が出た。
京都劇場
いや、見やすぅ〜〜〜〜〜(ビブラート)
めちゃくちゃ前の方という訳でもなかったけど、見やす!!どうやら前回がブリ○アちゃんだったから余計そう見えたっぽい笑
京都駅直結でおのぼり者にも優しく、超分かりやすい。大きな混乱もなく、マナーも良く快適。
さらに、退場時には青野くんのフライヤーまで貰えるというありがたい展開に感動した。
必ずまた来るよ、京都劇場!!
修学旅行生の気分。
余談。
赤シャツと同じくらいの席(1階席のど真ん中くらい)だったんだけど、傾斜があって見やすかった。
これは私の思い込みでしかないが、その辺の席と舞台上のゼロ番?真ん中に立つ役者さんの目線が丁度合うくらいかな、と思った。
ものすごいユージンくんと目が合う(ように感じる)瞬間があって、思わず双眼鏡を外してしまった。(照)(照れるな)
なんか双眼鏡で見てるのが申し訳なくなるくらいど真ん中だった。
劇場って、コンパクトな箱でいいなあ。
パンフレットが最高
最高なんよ。ユージンを手元に残しておけるこの嬉しさよ。そして、7人と小山さんのお話を読める贅沢感。これは買うべき。赤シャツもしかり、コンサートもしかり、パンフレット大好き人間になっている。
読んでてへえ、と思ったのは、B・B三部作のお話。
お恥ずかしながらニール・サイモン初心者だったので知らなかったんだけど、サイモンの自伝的小説はブライトン・ビーチ以降にあと二作あるらしい。
それらを合わせて、B・B三部作。
もしかしたらもしかすると、このあと二作も勝利くんが演じる機会があるかも…??と思うとワクワクした。
演劇初心者の私でも、セクシーが繋いでくれた縁でこんな楽しい世界を知れたのがとっても嬉しい。ありがとうセクシーの気持ち。またニール・サイモンのお話に触れたいな。
ちなみに、赤シャツの脚本家であるマキノノゾミさんはパンフレットで「5年後くらいに同じメンバーで再演していただけたらうれしい」とおっしゃっている。ぜひともそうしていただきたい。(ガチの目)
夢の話ではあるが、そうやって次に繋がるような想像まで広がる舞台を見せてくれたことが、セクラバとして幸せだなあ、と。また観たいと思う気持ちで、日常も頑張れるんだよ。ありがとう🌹
重なる2人
近い期間で2つ舞台を見たので、やはり重ねてしまう、武右衛門くんとユージン。同い歳くらいだし、戦争に向かっていく時代背景や、兄がいるという点でも共通点が多かったように思う。
同じグループで、それこそ14歳前後からデビューして10年やってきた聡ちゃんと勝利くんが、同じ時期にそれぞれ舞台をやる。そんなしょりそうの奇跡のような巡り合わせは、何度考えても尊い。しょりそうバンザイ。世界ありがとう!
(すんません、しょりそう全力守り隊なもんで💦)
この舞台のあと、武右衛門くんとユージンはどうなるんだろう。戦争に行かなければならないんだろうか、家族とはどうなるんだろうか。中学生ではあるけれど、私の中学生のころとは違う、想像のつかない未来を2人は迫られていた。だから、2人は無邪気なように見えて大人な部分もあったように思う。それを見事に演じたしょりそうに拍手を送りたい。20代で演じるからこその深みがあったんじゃないかな。しょりそうなら、あと10年は10代の役いけると思う笑
(ユージンはサイモンと重ねると、その後本当に劇作家になるので、希望の象徴のような存在に思える。回顧録を書くときのユージン、すごくすごく楽しそうで、この子がずっと書き続けられる世界であってほしいと思った)
ユージン
思った以上に中学生笑
思春期ど真ん中、大人の手前。そのお茶目な言動に大いに笑わされました😂なるほどな〜レポで見た「中学生すぎる😂」っていうのはこういうことか笑
と同時に、この物語が終わるときにはユージンの子ども時代は終わり、大人になる。なんだか寂しいような、切ないような。誰もにおとずれる瞬間を切り取ったところに面白さを感じた。
演じる勝利くんの表情の豊かさ!
ト書き的なところまで自分でペラペラしゃべるの可愛すぎる。「~なのだ!」とか小声でしゃべるとことか最高に可愛い。お分かりかと思いますが、勝利くんのことになるの8割可愛いしか言いません。可愛い。オタクの感情の行き着く先は可愛い。
野球して怒られ、おつかいに何回も行かされ、はよ降りてこいと呼ばれ、時代は違っても中学生は同じだな〜🤭
エロいことを考え、兄にはニヤリとされ、従姉妹には😕こんな目をされ、そんなだけど、ケロッとしているユージンがたまらなく愛おしかった!子どもたちが生き生きとしていて、暗い問題を抱えながらも希望が持てた。
お兄さん役の入野さんとの掛け合いも素晴らしかった!お兄さんを尊敬する気持ちと、少し分かり合えないところがある様子が絶妙に表現されていた。てか、入野さんかっこよ!!!!!またこの2人で何かを演じてほしい!
シャツにベスト(途中から長袖)、細身でクタっとしたズボンにぺしゃんこの靴。時々ぼうし。クルクル頭。どれも勝利くんにジャストフィットしてて感動した。本当に外国の少年に見える!!佐藤勝利にしかできない、愛らしいユージンくんだったな〜!
舞台の間は勝利くんということを忘れて、ユージンを観ているという感覚にちゃんとなった。すごい、すごいよ彼!!うちの子すごいんです!(荒ぶるオタク)
またまた余談ですが、わたくしのハッキリとしたセクシー沼落ちは勝利くんの初ドラマ出演のときだった。(ハングリー!の佐助くん)
そこから約10年。外部の舞台で座長としてお芝居をする勝利くんを観て、感動しないはずが無かった。大きくなったねえ、やっぱ勝利くんはすごいよ!!あなたにしかできない演技をできるようになったねえ…色んな声をかけてあげたかった。
10年かけて積み上げてきたものを、生で観られて私は幸せ者です。ありがとう。こういう瞬間があるから、セクラバは止められないんだよな〜やめる気もありませんが!笑
これから30代に向かっていく、役者・佐藤勝利からも目が離せないぜ!
もろもろ
セットも可愛かったな〜!家を丸ごと見せるというやり方があることに感動した。目が足りん!あと何回か見せてほしい。シルバニアファミリーであのセット再現してくれ(?)
衣装や小道具もレトロでわ可愛くて、キュンが止まらない!!あの世界に入りたい!
階段が印象的だった。登り方も降り方も個性が出ていたし、ここで繰り広げられる会話もあって面白かった。おうちセットならでは。
小道具の新聞。戦争のこと、世界の様子がここから伝わってくる。今のようにネットがない時代。この中にあることがすべてだったんだなあと思うとグッときた。
時々灯る、親たちの部屋の明かり。大人組のお部屋は見えないけれど、明かりだけは分かる。ここでどんな会話をしていたんだろうと想像するのも楽しい。お父さんも言っていたけれど、子供たちの会話や動きは、見えたり聞こえたりしていたんだろうな…家族って難しいね。
あと1つ書きたいのが、バスルームね!ここまで見せてくれるのね!笑
ユージンがおトイレしはじめた時はどうしようかと思ったよ💦笑
そういうとこまで見せて、ひとつの舞台っていうのが新感覚で、めちゃくちゃ楽しかった!!
共演者さん
神保さんと、松下さんの演技が圧巻すぎる。
演劇とかよく分からない私でもわかる。この人たちホンマにすごい人や…!
松下さんの包み込むようなお母さん、神保さんの下から家族を支える大きなお父さん。上手く言葉にならないけれど、ほんとうに上手で、これが演劇なんだと感激した。てか、神保さん演じるジャックパパ、大丈夫だったかな…働きすぎだょ…パパ身体を大事にね…😢
海荷ちゃんを生でみれたのも嬉しかった〜!7人ともだけど、座組が豪華!みんなちゃんと役にハマっててさすがだった!
海荷ちゃんの、上品だけど強くて等身大の16歳の演技も素晴らしかった。セリフはないけど、お部屋にいるとことか良かったな。妹とケンカしつつも、寝ているところを頭を撫でたり、年頃らしくお化粧をしていたりするところが可愛らしかった。
妹役の岩田さん。病気と言われることを盾に少し甘やかされて育ったローリー。それだけ聞くと嫌な感じにも見えるけど、一家の末っ子として彼女にもいろいろ背景や思うところがあったんじゃないかな〜。個人的には自分と1番似ているなと思った登場人物。下の子同士、ユージンともっと仲良くしてあげて笑
私はAKB全盛期ど真ん中世代で、かなり熱を入れて見ていた時期があったので、出演者に岩田さんがいてアレ!まあ!と思った。可愛らしいローリーだったよ〜!
叔母役須藤さん。旦那さんを亡くし、姉妹を連れて姉一家にお世話になる…めちゃくちゃ難しい立ち位置…出ていきます!ってなったときドキッとした…自分ならどう立ち回っていいか分からない。ブランチ、よく耐えながらあそこまで粘ったな〜。
7人とも人間臭くて愛おしかった。
また7人に会いたいよう。
まとめ
何度でも言います。最高でした!!!!!
このご時世、環境のせいにしてはいけないと思いつつもズーンと気分が沈むことも多くて。
だけど、ブライトン・ビーチ回顧録を観て、笑って泣いて気分が晴れました。生の舞台って、パワーをもらえるね。
またすぐにでも行きたいです。
コロナ禍でも開催してくれたこと、行かせてくれたこと、色んな奇跡に感謝。
何よりも、また宝物をくれた勝利くんに感謝。
カーテンコールのとき、涙が出ちゃって大変だったよ笑
わけも分からず泣いちゃった。舞台の真ん中でお辞儀をする勝利くんを観ることができて幸せでした。
最高の秋でした!
しょりそうありがとう❤️💚