オカムラのサブリナに座って1年以上経った(レビュー)
時間感覚がゆるゆるなので正しい経過時間はわかりません
2023年には買っていたはず
基本情報
オカムラのサブリナを使っています。わたしの作業中・ゲーム中のメイン椅子です。わたしは女性、身長167㎝、標準体型の人間です。脊椎側弯で体に歪みがあり、たまに片方のお尻が凝って痛くなったりします。長時間下を向いたり見上げる姿勢をしていると、昔痛めた右側の首が痛み、右腕がしびれてきます。1日の3分の1ほどはPCの前にいます。
説明書(PDF)
https://www.okamura.co.jp/office/ols/asset/sabrinastandard_manual_202107.pdf
オカムラのショールームに行って試座し、コンテッサセコンダ、バロン、シルフィーと比較して決めました。予算的に問題はなかったので、座り心地だけで選んでいます。腰痛などはないのでランバーサポートなし、羽織物をかけておきたいのでハンガーを追加しました。リクライニングで仮眠できるかもしれないと考えてエクストラハイバックにしました。ボディカラーはホワイト、ソファ部分はダークブラウンを選択しました。
アンティークの机と合わせています。おしゃれで気に入っていますが背の高い外国の男性がお使いだったもののようで、少し高さがあります。これに合わせて座面を上げると足がつかないので、床に平らなクッションを敷いた上でさらにフットレストを置いて利用しています。たまたま最初に購入したものがしっくりくるものでよかったです。
最初は高級ゲーミングチェアがほしかったのですが、長時間座るならオフィスチェア系の方がよいと椅子に詳しい腰をやった知人に聞いてこのような選択をしました。
座り心地
とてもよく、満足です。リビングのソファでくつろいでいると、心はくつろいでいるつもりでも体には無理がかかっている姿勢になってしまっているらしく、首が痛んでくることがあります。家族団らんタイムが終わったら部屋に戻ってサブリナに座って、あまり無理のないことをしているとだんだん痛みが治まって来ます。首に関して言えば寝るより楽なこともあります。お尻の凝りや痛みもましになります。
わたしは女性としては体の大きい方ですが、座面の左右の幅は持て余しています。なので勢いに任せて雑に座ると左右どちらかに体が寄ってしまって、立ち上がって真ん中を確認してから座りなおすこともあります。ショールームの試座の時は、きっとわたしの体格ではシルフィーでは小さかろうと思ってサブリナを選びましたが、シルフィーでもよかったのかもしれません。わたしよりもう少し体が大きく、お尻がしっかりとして、どっしりと体を椅子に預けることができる人はこの椅子と相性がいいと思います。
寒い時期になってサブリナにムートンを敷くと体がより安定します。余っている面が埋められ、摩擦が大きくなるからだろうと思います。
暖かくなってムートンを外すとまた座面の空きスペースが増えて、座りなおすことが増えます。ベストな位置に収まりさえすれば座り心地がいいのは変わりません。
リクライニング機能
一般的なリクライニング機能については不満はありません。
座面の左下の大きなつまみを回転させて調整します。そう頻繁に操作するものではないのですが、体を傾けて手を大きく下に伸ばさなければならないので、たまに面倒に思います。
背を大きく倒して体を預けてみたところ、ハイバックのヘッドレストと頭の位置が合いませんでした。首を痛めた者がやってはいけない後ろのけぞりの形になってしまいます。頭の下に敷くものがないと、とても落ち着けません。椅子で寝るためだけに頭用のクッションを用意するのは、わたしの望むところではありません。横になって枕に頭を乗せないと眠れない性分なので、そこまでして椅子で仮眠するぐらいなら素直に寝室に行きます。この椅子で仮眠をとったことはまだ一度もありません。今後もなさそうです。背を大きく倒して使うことはほとんどなくなりました。休憩中やゲーム中は少し倒し気味に、仕事の時は普通の位置か前傾姿勢になる位置を使っています。
一段階だけ背面を倒して座るのはとてもくつろげてお気に入りです。モニターでのんびり映画を見たりするときはこの位置です。時には無段階リクライニングにして遊んだりもします。
座面の右下にはリクライニング時の反発の強さを調節するつまみがありますが、ほとんど使用していません。反発の強さが変わるとどう良いのか・悪いのかを理解できていません。
前傾機能
いちばん評価が変わっていった機能です。「作業中・ゲーム中は絶対この機能がほしいな」と思ってサブリナを選びました。最初ゲーミングチェアがほしかったのもこれが理由です。しかし、購入直後からしばらくは「この機能はいらなかったな。前のめりすぎる」と感じてずっと使っていませんでした。この機能が再評価されたのは、首の痛みがひどくなって運動の習慣を休みがちになった結果、体が(とくに腹)が緩んできてからです。それまでは少しだけ背面を倒した、だらけ姿勢で座っていました。
遊ぶときは座面をリラックスできる位置にして、仕事中は前傾機能機能を活用。オンとオフで座り方を分けるようにしたところ、「仕事中は姿勢が正されている!」「腰からお腹にかけて気持ちいい緊張感がある!」と実感がありました。首の痛み、腕のしびれの改善にもいいように感じます。
ひじ掛け調節
ひじ掛け真下のスイッチで高さを、ひじ掛け自体をつかんで回すことで左右の角度を変えることができます。高さについてはもう1〜2段階高くできれば、と思うことがあります。また、角度調整機構は割と軽い力で動かせるので、椅子を押して移動する時などに意図せず動いてしまいがちで、「前の角度どの辺だったかな……」と思い出しながら適当に戻しています。でも気づくと左右でまた違う角度になっています。肘の角度を変えることによるメリットがよくわからないまま使っています。
座面高さ調節
座面下右側のつまみで行います。多くのオフィスチェアにある機能と同じものでしょう。普通です。
座面の前後調節
意外といい機能です。座面を前後に動かすことができます。ひざの裏に座面が当たるのがいやな方も入れば、ひざ裏を支えてくれるような位置に座面があってほしい方もいるでしょう。わたしは少しだけ前に出して使用しています。
感想まとめ
買ってよかった とても気に入っています。座っているときはとても楽で、首の痛みも軽減されます。でも大きさ的にシルフィーでもよかったかなと今でもちょっとだけ思っています。
ショールームで試座した時は、自分の部屋で使った時どうなるかという想像がうまくできていませんでした。普段使う机の高さも測って行って、机に向かって座ってみるといいかもしれません。ショールームには高さが変えられる机があるはずです。
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