【働く母コラム】SNSに感情を左右されなくなったこと
「わたしの子供に夏休みを与えてあげられなくてかわいそう」
それはSNSで見かけた働くママの声だった。
そこに共感のコメントをされている方も見かけたから、一定同じ思いのママがいらっしゃるのかなと思う。
でも、今の私は全く共感できなくて。共感できないというか、そういう人もいるだろうけど私には私の考え方があるって思えるようになった。
そこで思考の深堀をしてみた。この辺りはいろんな価値観があるから、それぞれのそれを否定する訳ではないことは初めに弁解しておきたいところ。
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5年前の自分だったら共感
こんにちは、2児の働く母るるこです。
今年6歳になる上の娘が1歳になってからワーママを始めたので、もう5年間くらい働く母をやっていることに。2人目ともなると、だいぶ「働く&育児&家事」が板についてきたかなと思います。
冒頭でお話ししたような、「働くママだから子どもにしてあげられないアレコレ」ってSNSにめちゃくちゃ転がっていて、そういったものに接した時の私自信の感情はここ数年で本当に様変わりしました。
ちなみに、ちょうど5年前の育休復帰前はこんなことを考えていました。
職場復帰を迎える半年前くらいはこの感情がピークに達していて、①ネガティブな思いをプライベートなSNSで発信し続けるわ、②「ワーママ 辛い」などのネガティブ情報を自ら検索をしに行って裏付けをとりにいく始末。
①〜②を繰り返していた私は、どういった状態になっていたかというと、負の情報に自分の感情がネガティブに影響され、それを受けて自分の言葉でさらにネガティブな発言をする…と、もう負のスパイラルで収集がつかなくなってました(笑)
「子供のため」が口実だったと気がついた
夫とは喧嘩も含めていろんなやりとりをした結果、とりあえず復帰してみることに。(当時私のお金の管理がパッパラパーだったために、復帰せざるを得なかったのはここだけの話)
結果として、大好きなSNSからの情報収集は、
に変化しました。
そうなんですよねぇ。その時は気がついていなかったけど、振り返ってみると当時の私は「子供を育てながら働くなんてやったことがないからできるか不安」「今のままの状態をキープしたい」という2つの思いに突き動かされて、それを正当化できる情報を取りに行っていたんです。
それでメンタルを保つことはできるかもしれないけど、ちょっと度を越していたかなぁと今になっては思います。
「やったことがないから不安」への反論
先ほどお話ししたように、私は2つの思いに突き動かされて、不必要な情報を血眼になって探していました。それは「やったことないから不安」と「今の状態をキープしたい」ということ。これに今の私が、過去の私に対して反論していきたいと思います。(誰得?なんだけどね)
まずは「やったことがないから不安」に対して。
これはね、まずやってから物を言いましょう。それで無理だったら他のやり方を考えれば良い訳で。
というのも、これから「やったことがない初めてのこと」は、まだまだいくらでもやってきます。ここ最近で私が初めて経験したことと挙げてみますね。
さらに今後想定されるのは…
自分の今まで生きていた経験値の中だけで人生を終えることはきっとないと思いから、「はじめて」を極端に怖がらなくてもいいんです。ここ最近の「はじめて」も、なんやかんやでクリアしてきた私なので、とりあえずやってみることを楽しむくらいの気概を持ってほしいな、と思います。
「今の状態をキープしたい」への反論
これは確実に断言できることなんだけど、厳密に今の状態をキープすることなんてできません。例えば私を取り巻くものだけをとってみても、
✔︎子どもはどんどん成長する
∟子ども自身が成長を経て自分の感情を持つようになるから、常に自分の手の内にあるなんてことはないし、成長するにつれて親としての悩みも変わります
✔︎自分の体力気力も変化する
∟数年前と比べて確実に体力が落ちたな、と感じるから毎日の軽い運動が日課になっています。以前の私だったら「体力をキープする」目標を掲げるなんて想像もしないだろうけど。
✔︎周りもそれぞれ変化している
∟私も変化しているけど、周りだって変化します。小さなところでいうと夫の趣味だって、楽器演奏だったり、アウトドアだったり。大きなところでいうと、日本や世界だって環境の変化、ありますよね。
と、少し考えてみるだけでも、どう足掻いても「今の状態をゆるくキープ」するなんて至難の業なんです。なので、「変化するものである」ことを前提に、それを楽しむくらいの気持ちは持ち続けてほしいんです。
共通するのは「今の波を楽しむ」くらいの感覚
私は全く泳げないので、イメージでお話ししますが、海で波に身を任せてぷかぷか浮くみたいな感覚で日々を過ごすことってある種大事だと思っています。
こうあるべきだ!こうありたい!これはよくない!…って、肩に力を入れて無意識に意見している状態は、まさに波にあらがい、もがいているよう。
そう思ったら、とりあえず浮いている(息できてる)からOK〜と力を抜いて、どうにもならないことからは一旦思考をシャットダウンしてみるのがおすすめです。
自分の想定以上にうまく出来たり、思っていたほど大変じゃなかったり、助っ人が現れたりして…なんとか乗り越えられるものだったりします。
今となっては、冒頭でお話ししたような話題「働く母/子の夏休みに馳せる思い」についても、自分の感情が振れることがなくなりました。あなたはあなた私は私、と思えるようになったことで、いくぶん生きやすくなったんですよね。
SNSでいろんな方の意見にアクセスできるようになったからこそ、その受け取り方は考えなくてはならないな、と思う今日この頃なのでした。
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るるこ(@ruruko.workingmom)
◆働く2児母(5歳女の子・1歳男の子)
◆ママ転職/パワハラ横行するブラック企業からホワイト企業へ。今はとても幸せ
◆Instagramで、読書記録・大好きなメイクについて発信中
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