【歌詞】夢の恐怖、決意、温もり: syrup16g『夢からさめてしまわぬように』
syrup16gの「夢からさめてしまわぬように」は、傑作である。
その理由は、夢の不確実性への恐怖、それでも夢を信じ続ける決意、他者との関わりを見事に描いている点にある。
「夢からさめてしまわないように
夢の先の事を考えて泣くのはもうやめておこう」
夢という未来への希望を追い求めることは時に辛く、その夢が叶わない可能性を考えると、恐怖心から涙が出てくるほど苦しく感じることがある。
しかし、その涙を拭い、前に進む勇気をくれる。「泣くのはもうやめておこう」という部分では、あきらめずに夢を追い続ける決意が感じられる。
また、「君からもらった空の色」という詩的な表現からは、夢を追う過程で他者から学んだことの大切さを示す。他者から学んだことが自身を成長させ、夢を豊かにすることを示唆している。
「もっと 寄りそって 近づいて この手を握って」他者とのつながりと温もりが感じられる。
この作品は、夢の恐怖、信じ続ける決意、そこでの他者からの学びや温もり、について見つめ直させてくれる優れた作品である。