僕は茶トラ猫である
箱に入っている猫が僕だよ!
僕は茶トラ猫である。もうすぐ五歳だ。
色々あってこの家にいる。
隣で寝る三毛も色々あってこの家にいる。
僕は箱に入るのが好きだ。
ピッタリ入って寝るのが好きだ。
だから僕は
トイレで寝ちゃう。
お日さまが当たってぽかぽかだし気持ちがいいんだよぅ。
ちなみにこのトイレは僕のじゃない。
三毛のトイレなんだ。
掃除された後にしか入らないから、いいでしょ?
しかしニンゲンはそれを許さない。
いつの間にか、僕たちが好きな布を用意してくれる。
隣の黒猫は僕の兄弟だ。
黒猫はケンカが強くて、僕はだいたい負ける。
だから僕は黒猫が寝ないトイレで寝ることにした。
そしたら、黒猫に叩き起こされた。
なんでだ。
喧嘩をする僕たちに、ニンゲンはクッションを用意した。
ふわふわでとても良い。
そして、取られて、撮られた。
しょんぼり。
そしてニンゲンは、箱を用意してくれた。
ピッタリ!ぽかぽか!
黒猫にも三毛にも邪魔されない!
よく眠れた!