統計2級(CBT)合格記録(2021年1月)
受験動機
統計2級に一発で合格しました!
受験の動機はデータアナリストへの転職のためです。
受験しようと決意したのはブログ投稿よりかなり前(2ヶ月くらい?)。
意味のある勉強ができた期間は10日間あるかどうかでしたが、結果、合格ラインギリギリの65点で無事に合格できました。
他にも多くの方が合格体験記や勉強方法についての記事を出しており、自分もかなり参考にさせていただきました(参考にした有用なものは最後にまとめてます)。
それを受けて私が参考にしたこと、私が実際にやったことや、こうしておけば良かったこと等まとめます。
おすすめの勉強法
結論だけ先に書いときます。
CBT受験を終え、私がお勧めする勉強法としては
・統計webを3日くらいで高速で終わらせる。理解できないところは飛ばす。
・過去問購入する(CBTなら2015以前のものもあったほうが良さげ)
・統計2級合格のツボを読む(個人的にはマスト!)
・過去問5、6年分(10回分程度)を3周は回す。
これなら2、3週間でも合格できると思います。
それぞれの理由はダラダラと後述します。
私のステータス
・学歴:理系大学卒業(国立、物理学科)
しかし統計とか勉強した記憶がありません。分散もわかりませんし、偏差値の求め方も一から勉強してます。ほとんど文系だと思ってください。
公務員試験受験の際に数的推理という科目のために確率とか死ぬほどやったので、PとCの計算や積分くらいはさすがにできるレベル。
・仕事:行政職の国家公務員
業務で統計なんか使いません。なんならExcelのマクロも使いません。
Excelの関数組んだり、解説すれば周りから褒められるという環境(笑)
・その他:一人暮らしであること、コロナ禍ということで勉強時間はかなり取りやすかった(有効活用できたとは言ってない)
実際にやった勉強
①統計Web→途中で挫折。結局未了(2020年12月から)
統計検定の王道。このサイトを使わない人はいないでしょう。
統計Web
しかし私はここでめちゃくちゃつまづきました。
2020年12月から勉強開始しましたが、このサイトの中盤くらいまでに1ヶ月くらいかかり、結局読むのを諦めました・・・
合格者のブログを見ると「わかりやすい!」と絶賛の嵐ですが、私には普通に難しかったです・・・
そんな私でも短期間で合格できてますので、同じく苦戦してる人も諦めなくていいと思います。
あとは私だけかもしれませんが、webサイトだから流し読みしてしまうようです。(ネットニュースとかと同じ感覚)
他にも次のページにいくために毎回ページ読み込みのラグがあったりして、勉強には向かないかなと思いました。
しかし、体型立て、順番に勉強していくことが統計学は必要なので、うっすらとでも良いので用語や問われる内容をイメージするこの工程は外せないと思います。
②過去問に着手(2021年1月〜)
統計Webを読んでから過去問やろうと思ってましたが、全く進まないので諦めて過去問に取り掛かりました。
ちなみに購入したのは
・2013〜2015年
・2017〜2019年
最新版は書店でも購入できますが、古いものはメルカリで書いました。
(オンデマンド版なら古いものもAmazonで変えます。)
ほかのサイトでCBTは2014年以前の過去問をやったほうがいいという声があり、それを信じて書いました。
結果として合格できてますし、古い過去問が大事なのは間違ってない気がします(問題持って帰れないので比較検証はできませんが)。
余談ですが、この時くらいに受験申し込みしようと思いましたが、意外と受験会場が予約でいっぱいでした。統計検定のCBT試験は行っているが2級はやっていないとかそんな感じで申し込みにも苦労したのを覚えています。受験される日程決まったら早めに予約することをお勧めします。
さて、過去問やるわけですが、基礎的なことを理解していないので解けるはずもありません。何を聞かれているかもわかりませんでした。解説を読んでも簡素な文章なのでだいたいのことを理解できません。
(例)不偏分散の分母はn-1なので〜 と書いてあっても、え?分散の分母ってnじゃないの?不偏分散ってなんだっけ?みたいな感じ)
最新の2019年の11月だけやって少しまた現実逃避の期間が始まりました。
③マンガでわかる統計学を読んでみた
半年以上前に買って放置していた本ですが、役に立てばと思い読んでみました。
試験の範囲をすべて網羅しているわけではありませんが、統計Webと比べ抜群にわかりやすいです!
わからなかった箇所がいくつも解決され、これをきっかけに少しペースを取り戻せた気がします。
④統計検定2級合格のツボを読む
私が短期間で合格できたのはこの本のおかげです。
本当にありがとうございました!!!
この本は過去問を引用して統計2級の範囲について網羅的に解説してくれる本なのですが、本当に解説がわかりやすいです。
Kindle版しかありませんが、600円程度で安いですし、Kindleunlimited会員なら無料で読めます!
受験後、感謝の気持ちと今後も読むだろと思い、購入させていただきました。
統計webで理解できなくても諦めなくて良いですが、この本で理解できなかったらもうスクールなどに通って人に直に教えてもらわないと合格は無理です。他に代替してくれる書籍はこの世には今のところないと思います。
覚えなければいけない公式の解説、導出もありますし、単なる暗記で良いところはそのように言及してくれています。
所感ですが、統計Webは試験用というよりは、統計2級の範囲について、しっかり説明していく教科書的な立ち位置なのに対し、合格のツボは試験に特化した参考書です。
過去問を元に解説していきますが、問題文は掲載せず解説のみになるので、手元に過去問題集は用意する必要があります。
実際に取り上げる過去問はだいたいが2017年以降だった印象です。
この本をひとまず一周したことで、過去問もある程度解ける様になりましたし、過去問の解説を読んでも、「あーここでは〇〇を言っていて、△△についての説明は省略されているのか」と思える様になりました。
⑤過去問を周回
あとは、可能な限り過去問を周回していくだけです。
といっても合格のツボを読み終え、試験の範囲の基礎的な学習がひとまず終わったのが試験1週間前の17日ごろ・・
結局私ができたのは
・2013年11月 2周
・2014年6月 2周
・2014年11月 2周
・2015年6月 2周
・2015年11月 2周
・2017年6月 1周
・2017年11月 1周
・2019年6月 1周
・2019年11月 1周
2018年の問題には手を付ける余裕がありませんでした。
できれば各問題をなるべく期間を開けずに3周はしたほうが良いです。
忘却曲線的に。
実際に受けてみて
試験会場は池袋のPCカレッジというところ。
同じ受験会場の同じ時間帯にMOSやエンジニア検定などの試験も並行して行われました。
試験の流れもざっくり書いておくと
受付した順番に席に自由について、OdysseyのID、PWを入力。
受ける科目が統計2級であることを確認したら待機。
(蛇足ですが、この段階でID、PWがわからないと言ったり、試験開始を押してはいけないのに(画面上にちゃんと注意書きも出るのに)、勝手に押して試験を開始せざるをえない人が何人かいました。この人たちは試験官が説明などしてるうるさい状態で問題を解かなければいけません。自業自得ですが。。。)。
試験官から画面の確認を受け、分布表と計算用のメモ用紙とシャーペンを渡されます。
私物で使って良いのは電卓のみ。時計も筆記用具もしまわなければなりません。
確認を受けたら、一斉にスタート(勝手に始まってしまった人を除いて)。
CBT試験には守秘義務があるようなのであまり詳しく書かないですが、簡単に。
まず画面左下に常に残り時間が表示されます(終盤焦ります・・・)
問題は32問でした。
所感で言うと、紙の試験よりずっと大変です。
紙の試験の合格ラインが70点なのに対し、CBTは60点に設定されているわけですから、当然と言えば当然ですが、試験前にどんなものか試してみることもできないですし、精神的にキツかったです。
(というか、試験終了20分前で、合格諦めていて、次はいつ受けようか・・・なんて考えてました。)
紙の試験は大問が20弱で、それぞれに小問があるので、問題設定を読む回数が20回程度ですが、CBTはそれを30回以上行うことになります。
これは予想以上に大変で、ほかの合格体験記で時間が余ったとか書いてる人がいましたが、正直ありえないと思います。
計算するのも時間かかりますし、自分の物じゃないボロいシャーペンですし・・・
問題は見たことあるものも数問ありましたが、数字を少し変えている気がしました。
特に回帰分析の問題の出題傾向とか。
基本的には問題を解いたら、番号を選択(あるいは半角数字を入力)し、次の問題に進むわけですが、後で見返せるようにチェックを入れるボタンがあります。
すべての問題を時終わった後、問題一覧の確認画面が出てきて、未回答の問題や、チェックを入れた問題が一覧で表示されます。
それぞれの問題にはボタン1つで移動できますし、また確認画面に戻れるのでこれは結構便利でした。
試験終了5分前の段階で未回答にして飛ばした問題が8問くらい・・・
これらはまともに解く時間がなく、あり得ない選択肢を潰して、あとは勘で入力しました。
そしてあっさり試験時間終了。
試験終了後、アンケート(12問くらい)に答えなければいけません。
無回答でも次へ進めるのでテキトーに回答すると、最後に合否を表示する画面が出ます。
私は65点で合格と表示。
いや〜奇跡でしたね(笑)
最後に勘で解いた問題がほとんど当たっていたのか、きちんと解いた問題がほぼ正解していたのかわかりませんが合格は合格です。
再受験となるとまた受験料7,000円かかるので、本当によかった!!
係の人が結果を印刷した紙を渡してくれるので、それをもらったら終了です。
長々書いてきましたが、おすすめする勉強のポイントを復習すると
①まずは統計web頑張って読む。
②過去問購入(と受験申し込み)
③合格のツボ買って、過去問見ながら読み進める
④時間の限り過去問解く。
余裕があれば統計webの復習や、入門のマンガを読むのも良い。
今後も統計の勉強は続けていきたいと思いますので、また何か役に立ちそうな記事が書ければ書いていきたいと思います。