英国風パブでフィッシュアンドチップス
82ALE HOUSE ロッテシティホテル錦糸町店
しばらくランチ紹介が続いていたけれど、久しぶりにお酒が出てくる話。
ここも通うようになって8年以上が経つ。
文庫本を片手に、一人呑みをするきっかけとなった店、82ALE HOUSEで夜景を見ながらグラスを傾ける。(ウ~、文字にするとかっちょイイ!)
HUBの方が有名だと思うけれど、その姉妹店が82だ。
実は錦糸町にはHUBも82もある。しかも同じ建物の地下1階にHUBが、4階に82があるので両方とも行ったことはあるけれど違いが分からない。
英国風パブというコンセプトも、スポーツバーとしての一面も、料理だって共通している。
それでも82が好きでよく行くということは、きっと都会の街並みが見えるからに違いない。
この日の夕景。席によってはスカイツリーが正面に見えるほか、屋外テラス席もある。
この店でもファーストチョイスは山崎のハイボールなんだけれど、折々のフェアで推しているものにも心が動く。
今回はトップ写真にもある、鮮やかな緑のグリーンハイボールをオーダーした。
アイリッシュウイスキーとしてメジャーなジェムソンJAMESONをベースに、グリーンとオレンジでアイルランド国旗をイメージしているそうだ。
あとに残らない甘さで、オレンジの香りも効いている。
おつまみのオリーブをつまみながら、新しい本 #探偵さえいなければ を取り出した。
プロフに載せいているほど好きな作家さんの一人、東川篤哉氏はドラマ・映画にもなった「謎解きはディナーの後で」シリーズで有名だが、この烏賊川市(いかがわし)シリーズが一番のお気に入り。
とぼけた探偵・鵜飼さんをはじめとした烏賊川市の面々が謎を解いていくユーモアミステリーは、趣味でミステリーを書く私自身が目指すところでもある。
こちらもドラマ化されたけれど、原作への思い入れが強すぎて見ていない。
探偵の配役などへの妄想?を記したエッセイはコチラ。
本の中身はおいおい触れていくとして、この日の肴はこちら。
英国風パブということで、王道のフィッシュアンドチップス。
大きなフィッシュフライもあるけれど、一口サイズを選んだ。
薄い衣でカリッと揚げたフィッシュフライに独自のスパイスが振りかけられている。下味は濃くないけれど、薄味好きなのでこのままでもいける。
本場ではモルトビネガーをかけて食べるそうで、この店では必ず一緒に出される。(グリーンハイボールの左にある瓶)
試したことはあるが、個人的には何もつけないか、タルタルつけて食べる方が好き。
添えられているタルタルソースは刻んだ玉ねぎとゆで卵がたっぷりと入っていて、これがまた旨い。
フィッシュフライだけでなく、ポテトもケチャップと交互につけて食べてしまう。
珍しくポテト被りをしてしまったが、もう一品のポテトサラダは写真で見てお分かりの通り、半熟の燻製卵がポイントになっている。
比較的大きめにカットされたキュウリが食感のアクセントになり、表面に掛かった黒コショウが味を引き締める。
そこにトロっとした燻製卵が加わることでまろやかさも加わって、絶品のポテトサラダが味わえる。
ぜひお薦めしたい一品。
本は短編集となっているので、次回以降に紹介します
――美味しいものと文庫本⑨――
★
実は私もミステリーを書いています。
謎解きIQ付き短編ミステリー集「謎と共に去りぬ」を公開中。
懐かしい「IQサプリ」や人気の「ナゾトレ」みたいな謎を、御曹司探偵・武者小路耕助がちゃちゃっと解いていきます。
ちょっと憎めない先輩をフォローしていくのが助手の鈴木くん。物語は彼目線で進んでいきます。ぜひ、ご一読を!