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現場で感じるフィンランドの教育🇫🇮

前回の投稿に引き続き、フィンランドのプレスクールについてです。

日本からフィンランドにきてもう7ヶ月。フィンランドの文化に触れながら学びたいことを人々や文化、環境と関連付けながら学ぶことができているなと思います。😌留学に来なければできなかった経験✨改めて、留学に来ることができてよかったと思うし、留学のために一生懸命になれた時間があったことに感謝です。

では早速、気づいたことを一部、箇条書きでまとめたいと思います!

・できた、という成功体験を大事にしている。子供が「自分にもできる」という自信を持つこと。たとえ学びのゲームであっても、勝つことができるという経験を満遍なくみんなにさせるため、運試し的ゲームを時々取り入れる。

・教育アプリが充実している。子供たちはタブレットを使って遊ぶ時、そのアプリを通して同時に数やアルファベットを学ぶ。こうしたICT教育は少なくとも5年前には始まっていたそう。1日20分ほどだが、プレスクールでタブレットを使って子供たちは遊びながら自然に勉強している。

・学習障害、ADHDの子供がいるがその子たちにあえて別のことをさせたりはしない。一緒に学ぶ。足りないところは少し助けるなどのサポートを行なう。インクルーシブ教育のかたちがある。

・少人数制でどの子どもにも教育が行き届く環境。10人の子供に対し、大人が2人ついているため、一人一人をしっかりとサポートができる。

・先生の働く時間が短い。先生の出勤時間は8:30〜15:00と、子供と変わらない。

・子どもの考えを尊重する。1日の活動の終わりに、今日一日で何が楽しかったのか、一人一人に聞き、それを今後の活動の中に反映させる。1日の活動を子どもたちの意見で決める時もある。

・子どもが常に自由な環境でストレスなく過ごせている気がする。読み聞かせは座って聞く必要はなく、自分が落ち着く人形だったりを持たせて、リラックスした状態で聞かせる。活動の時も無理矢理みんなと同じことをさせるのではなく、本人の希望に合わせてあげる。

教え方について!

アルファベットの学び方で、国語+図工、さらに想像力を伸ばす!

アルファベットを学ぶことと、工作でハサミやペンを使って手の機能を向上させること、またアルファベットからどのように工作するのか自分で想像し、現物化することが一つの活動の中に詰まっている。

例 Rを学ぶとき) 
①Rから始まる言葉を絵本から、また自分の知識から探す。
②(少人数グループでの活動)Rの書き方を学び、練習する。
③Rの形に画用紙を切り、Ruusu(薔薇)やRaketti(ロケット)など、Rから始まる言葉で自分の作りたいものを想像し、実際にRを使って工作する。


たった1日の見学ではできない、毎日見て学ぶことで気づけたことがたくさんありました。世界でも優れたフィンランドの教育ですが、こうやって学んでいると、日本の教育の良さについても気づいてきます。将来はやっぱり、現場で子どもたちと直接関わって、自分が高校生の時に目指した「最高の教育を日本の子どもたちへ」届けるために、働きたいなと思います🙂!




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