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寄る年波には。

7月15日。また1つ、歳を重ねた。

前祝いとして、蒙古タンメン中本で「冷やし味噌やさい」、辛さ3倍。

蒙古タンメン中本は「北極ラーメン」が激辛として有名だが、辛さの段階としては10段階中9である。そして10にあたるのが「冷やし味噌ラーメン」、一般にいう「つけ麺」だ。
ただ野菜が入ると、辛さのレベルは9になる。いままで数十杯と食べてきた感想としては、そんなに変わらないと思うが。

自分の辛さ耐性は北極ラーメンなら辛さ4倍、冷やし味噌なら3倍、のはずだった。
しかし、辛さに口が耐えられても、胃腸が耐えられない。
辛さもそうだが、多めのアブラにも耐えられない。

結局丸一日腹痛に苦しむ誕生日となってしまった。

激辛が今までのように食べられなくなる(年齢的なものでなく体調的なものだと判明したらまた今まで通り食う)のは寂しいものだが、一方で「加齢によりできなくなること」が判明して無理を避けるようになるのは、ヒトとしてのわずかな成長なのかもしれない。

ゲームのRPGでいう「レベル」が40を過ぎ、「ちから」や「たいりょく」は下がっていく。
せめて「ちせい」や「せいしん」はなんとか現状維持、できればまだ成長していけるよう、日々過ごしていきたいものだ。
…などと書いてすぐ、「いや現状維持じゃアカンやろ自分」と考え直す。まだまだリタイアできない。むしろ我々世代にリタイアなどないのかもしれない。がんばろう、40代。