『るろうに剣心 最終章』ポスター・チラシなどクリエイティブ素材の制作裏話を特別特集!
映画公開に向けての宣伝活動において、作品の第一印象を決める役割を担うポスターやチラシ。シリーズを通してこれらクリエイティブ素材をどのようなコンセプトで制作してきたのかという裏話を特集!今回はいよいよ『るろうに剣心』公式note投稿最終回!シリーズの完結を描く『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』のチラシ・ポスターとその制作裏話をご紹介します。
そして『るろうに剣心 最終章 The Final』が、ついに前作『るろうに剣心 伝説の最期編』の興行収入を上回りました!長きにわたり熱い応援をありがとうございます!
既にご紹介した、シリーズ1作目『るろうに剣心』、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』のクリエイティブ素材の制作裏話をまだご覧になっていない方はぜひ合わせてお楽しみください。
■ティザービジュアル
宇宙・雪・一本傷、すべてがファーストルック。『最終章』のビジュアル第一弾は、大ヒットシリーズだからこそできるクリエイティブということで、『るろうに剣心』のタイトルは入れていません。
『最終章』のクリエイティブ素材もすべて場面写真を使用していますが、下記の第二弾のチラシはスチールカメラマンの菊池修さんが「凄いのが撮れました」と持ってこられた1枚。新しいイメージをどう打ち出すか悩んでいましたが、今までにない色合いで、背景が宇宙のように見えるところもスケールが大きいビジュアルとなりました。
■解禁用ビジュアル
剣心のファーストルックを選ぶのには苦労しました。数年ぶりということもあり、赤い着物で帰ってくるのが王道ですが、なぜ今再び『るろうに剣心』が製作されたのかという理由まで伝えることを考えた結果、すべての始まりである、赤い着物を切る前の一本傷の剣心になりました。
次に配信した縁は、志々雄真実のような見た目のインパクトではなく、心の奥深くから湧き上がる剣心への復讐心を表現したいと考えました。底知れぬ強さを最初から出すため、ひと目でキャラクターが伝わるこの写真を選びました。
原作ファンに熱狂的な人気を誇る巴は、ひたすら「巴らしさ」を追求しました。何枚かに絞って、最終的には佐藤健さんに選んでもらいました。原作ファンの気持ちをわかっている佐藤さんが「これが1番巴らしい」という写真です。
■『The Final』本ポスター
本ポスター解禁前に公開時期が変更となったため、世界的な状況を踏まえて宣伝方針そのものを再度検討し、組み立てなおしました。具体的にはキャッチコピーを「全員完結。」から、「決して世界が終わるのではなく、未来が始まるのだ」という想いをメッセージとして訴えたいと考えました。
■『The Beginning』本ポスター
公開前にこのシーンを出してはいけないのではないかという想いもありましたが、「このシーンを映画館で観たい!」と思っていただこうと覚悟を決めて、クライマックスシーンをポスターにしました。そして、物語はここで終わるけれど、また始まりに繋がっていくというプロジェクト全体を表したキャッチコピーを入れました。
■10周年メモリアルバナー
圧巻のオールキャストが集結した、「10周年メモリアルバナー」。第1作の製作から『最終章』の公開まで10年。それぞれの写真は当然ながらこのバナー用に撮ったものではないので、全作から写真を選び、切り抜き、バラバラな照明の明暗具合を調整し、ちょうどいいポーズがないキャストについては2枚使って上半身と下半身を組み合わせるなど、大変な作業をした甲斐あって、シリーズの歴史を表現する素晴らしいバナーが完成しました。
なかなか知ることのできないクリエイティブ制作裏話。今回は『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』での裏話をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。長きにわたる『るろうに剣心』公式noteの投稿も、これでラスト!お楽しみいただけましたでしょうか?ぜひ、今までの投稿も振り返って、シリーズを再度楽しんで頂けたら幸いです。
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