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140字小説 「憑かれた男」

男は物の怪に憑かれていた。近所の神社にお祓いを頼んだのだが、神主は首を横に振った。「これほどのもの私には到底祓えぬ」男は困り、遠出をして霊験あらたかな神社に赴いた。しかし神主は言う。「それを祓うことはできぬ」男はそれでも懇願するが神主は肩を落とした。「お爺さん、それはお迎えです」

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