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TABIPPO2020の活動を終えて

2020年2月25日 BackpackFESTA2020 大阪。

足を運んでくださった全ての皆さん、
本当にありがとうございました。

楽しかった。
感動した。
あのコンテンツが面白かった。
知り合いや友達が会場にいて驚いた。

そんな声をたくさんいただいて、すごく嬉しかったです。

大阪BPFの二日後には福岡BPFにも参戦して、
先日帰阪しやっと落ち着いたかな、というところなので、
一年間のTABIPPOの活動を終えた今思うこと、
これからについて考えていることをお話しようと思います。

前回に続き長くなってしまう気がしますが、この一年関わってくれた人たちに読んで欲しいです。

TABIPPOのみんなへ

6都市のBPFがスタートした当初から思ってはいたことだけど、自都市を経験して改めて感じたこと。

BackpackFESTAってすごいよね。

ここまで1から100まで学生の手で作れて、
一年間そのために信頼できる仲間と走り続けてこれるイベントって、
やっぱりきっとどこにもない。

今思うことはシンプルに
「TABIPPO2020大阪支部の一員でよかった」
「TABIPPO2020の学生スタッフでよかった」

これに尽きます。

何様なんだって感じだけど、私の自慢です。誇りです。
こんな素敵な人たちに出会って、イベントを作れたこと。

だからか、終わりの瞬間はすごく寂しかった。

代表のじんが、舞台コンテンツの最後に挨拶をするとき。

じんの名前と顔がスクリーンに大きく映し出されて
司会のたくまさんの「じん、あとは任せたよ」という言葉を聞いた瞬間、
勝手に涙が溢れてきて止まらなくなった。

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終わらないでほしいって思った。

終演後、大阪支部のみんなと、何もなくなったまっさらな舞台の上で最後の円陣を組みました。

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一緒にやってきた仲間の顔を見て、やっぱりこれで最後なんだって実感させられて、また泣いた。

こんなに人数もいるし、退館時間も迫っているし、私はみんなの前では話さなかった。

けど、一つだけ決めてたことがあって。

それは一言めは絶対
「ごめんなさい」
じゃなくて
「ありがとう」
にしようってことでした。

同じことを思ってた人は結構多かったみたいで、
「ありがとう」って言葉がみんなの口から聞けて、すごく嬉しかった。

「ごめんなさい」
なんて、ちょっと考えればいくらでも出てくるんです私。

全員がリーダーにならなきゃねって話しておきながら、
全然私はリーダーになれなかったこと。
ただのプレイヤーでしかなかったこと。
構想を練っておきながら、実現できなかったものがいくつもあること。
最後の最後なのに主体的でなかったこと。
個人集客目標数値を達成できなかったこと。

ほとんど言ってこなかったから、言わせてください。
ごめんなさい。

でも、そんな私でも、役に立てたって自信を持って言えることがないわけじゃ決してない。結構ある。

むしろ、何も役に立ててない人なんてどこにもいないと思っていて。

だからあの時、私がここで「ごめんなさい」って言ったら、
私が何かしてあげた人が申し訳なくなったり悲しくなったりするんじゃないかな
って思って、なるべく代わりに「ありがとう」って言い続けた。

でも何人か、ずっとごめんなさいって言ってた人がいて、すごく心が苦しかった。
それだけ高みを目指して、みんなを引っ張ってくれていた人たち。
それか、自分の思うようにコミットできなかった人たち。

「ごめんなさい」
いや
「ありがとう」
を言わなきゃいけないのはこっちの方なんだ。

もし、自分がこのBPFで何を成し遂げられたのか
どう役に立てたのか
わからない人がいたら教えてください。
私は全員に「ありがとう」って言えます。

ありがとう。本当に。ありがとう。

そこに居られた理由

何人かに言われました。

「あれ?たけるり当日来れへんのじゃなかったん!?」

そうでした。

このBackpackFESTA大阪の日は、
大事な学校行事であるファッションショーの本番と重なっていました。
だから当初は、BPFの運営を諦めるという選択をしていました。

でも、ちょうど全都市合宿が終わったその週だったか。
私は少しずつ学校に行けなくなっていきました。
一週間ほど経つ頃には、完全に。
そして、学校に行かなきゃと思うこと自体が苦痛になっていました。

2年生の後期から抱えていた学校自体に対するモヤモヤ。
TABIPPOに入っていろんな人と出会って、
将来どんな仕事がしたいのかを模索するたび、
自分ってどういう人間なのかがわかっていくたび、
大きくなっていった、今の生活に対する違和感。
そしてその価値、意義への疑問。

プレッシャーも責任もあったけど、
どうしてもこれ以上背負える状況ではなかった。

考えるだけで胃が痛くなって、
今までは心の支えだったはずの同期のストーリーも見れなくなって、
大学、大学の最寄駅、それどころか乗換駅ですら居るのが辛くて逃げたくなって、
自分が制作してない罪悪感を特段感じる昼間が嫌で朝まで寝られなくて、昼過ぎまで寝腐って、
TABIPPO関連の連絡ごとすらシャットアウトぎみになって。

情けないけれど、結局、
ファッションショーには出られませんでした。

この決断からもかなり逃げて、いろんな人に心配や迷惑をかけてしまった。

でも、こんな重くて情けない話をたくさん聞いてくれた大阪支部のみんな、本当にありがとう。
逃げることも必要だよって、言ってくれなきゃ潰れてた気がする。

結局最後まで、後ろめたさから解放されることはなかったんだけど、
BPF終演後、集合写真を撮った後に出た
「集合写真写れてよかったあああああ」
という言葉。あの日の中でもしかしたら一番ありのままの本音かもしれない。

だって本来なら、
直前期みんなと朝から晩まで作業することも、
夜通し何かを作ることも、
開場、開演の瞬間そこに居ることも、
DREAMの心震えるプレゼンを目の当たりにすることも、
じんの代表挨拶を泣きながら見届けることも、
ロビーで来てくれた友達と久しぶりに会うことも、
全部できなかったはずなのだから。

どっちにしろそんな状況、耐えられてなかったと思う。笑

これから

BackpackFESTAは終わった。
TABIPPO2020学生スタッフとしての活動は終わった。
学校に戻れば、もう一度3年生です。笑

これから、どうするのか?

一年間、休学することにしました。

社会人になることへの希望とワクワクは捨てず
今まで学校で培ってきた力も捨てず
本来と同じタイミングで社会に出る望みも捨てず

自分なりに自分なりの価値を高める一年にしたいと思っています。

そして、少し前からの決意も変わっていません。

来年もスタッフ続けます。

決して今年を諦めていた訳なんかではなくて
むしろ、今年のスタッフとなんで来年も一緒にできひんの!?
なんで!?は!?無理!!!!って心の中で喚き散らかす日々です。

引き継ぎと立ち上げ、頑張るけど

みんなと飲みに行けてないのが寂しいから誘ってね。

この選択が正解かなんてわからない。
でも、自分で選んだ道を正解にするんだよね。
ぶんちゃんを始め、いろんな人が口にしている言葉。

今の私なら、できる気がする。

不安がないといったら嘘なんだけど、
ワクワクしてないっていう方が大嘘。

学生生活最後(にしたい)の一年。
やりたいこと、やらなきゃいけないことがたくさんある!!

TABIPPO2020スタッフのみんな
ずっとずっと仲良くしてね。

そしてもしここに、
スタッフやろうかななんて少しでも思っている人がもしいたら。
ぜひ一緒にやりましょう。


最後に、

この一年TABIPPOと、そして私に関わってくれた全てのみなさん
本当にありがとうございました!

どうかこれからもずっと、よろしくお願いします。