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アイスクライマーの掴みの通し方



前置き

アイスクライマーの華といえば掴みからの即死コンボ。
YouTubeで検索すればコンボ解説動画は山のようにあります。

しかし、その始動技である掴みの性能は低く
発生8Fと遅めでありながらリーチは全キャラ中最下位。

みじかいおてて
リーチ最下位

トレモでコンボは身につけたけど……

どうやって相手を掴むねん!!

という壁にぶち当たるアイスクライマー使いは多いことでしょう。

そこで、筆者の考える掴みの通し方についてこの記事で解説します。
即死コンボに憧れるアイスクライマー使いの一助となれば幸いです。

筆者の実績:
スマバトSPアルティメット 17位/291人
九龍9withスマバト 97位/895人(予選抜け)
スマメイト レート2000


①別の技から繋ぐ

掴みの通し方と題しておきながらいきなり元も子もないことを言っていますが、リスクを抑えて始動できる技があるなら狙わない手はないです。
下り空後や下り空N、ダッシュ弱下Bなどから掴みが確定します。

これの最大の弱点は始動%が狭すぎること。

相手の重さや自分の被ダメ補正で変動しますが、15〜25%あたりから下投げ空前がやられ吹っ飛びになり即死コンボができなくなります。
空中攻撃やブリザードのダメージでそのラインを超えると終わりなので、確定で即死できるのは0%付近の相手だけです。
アイクラ使いのテンプレなので動画は割愛。


②反撃確定

アイクラの掴みと運動性能では、掴みが確定する場面は滅多に訪れません。
が、低%の相手が「この%なら外しても死なんやろー」と安易にスマッシュをパなしてくることは稀によくあります。
相手も人間なので暴発だってあり得ます。

ここに最大リターンの掴みを通して即死コンボができるかどうかは、意識配分が全てだと思っています。
筆者は、即死始動%帯では相手との位置関係を見ながら「今掴んだらこのコンボレシピで撃墜できるな」と頭の片隅で常に意識しています。
安易なパなしを後悔させてやりましょう。

低%だから外しても大丈夫……なわけない


③着地狩り

主に低%帯で即死、中~高%で投げバを狙えます。

0%付近での上強や横Bヒット後、落下の速いキャラや回避2F組、1F無敵持ちのキャラは空中回避や暴れでワンチャン空上に割り込んで逆にリターンを取ろう……などと考える愚か者がいます。
その後隙を掴んでこの世の終わりまで後悔させてやりましょう。

なおアイクラ対策極まってる人はそんな甘い暴れはしないので通じません。

中~高%ではアイクラの強すぎる空上を意識させて相手の空中回避を誘発し、そこを掴むのがセオリーです。これは最上位同士でも決まっているのを見ますね。

こういった不利状況では特に狙う価値ありです。

④ジャスガ

アイクラは基本的に技を密着でガードしてもノックバックでガーキャン掴みが届かないか、発生が間に合いません。
実質アイクラにガーキャン掴みはないと言っていいです。

そこでジャスガから掴みを狙います。
安易な押しつけを七代先まで後悔させましょう。

なお注意点として、ジャスガ直後のあゆジャンは出ないことが多い(理由は後述)ため、同期掴みからのコンボを狙うのが良いです。

クラウドの空後をジャスガ。あいてはしぬ

【補足】ジャスガからあゆジャンが出ない理由

相方の操作遅延6Fの仕様上、本体のジャスガ受付フレーム中(5F)は相方はまだシールドを貼っているため、「本体ジャスガ+相方通常ガード」になることが多いです。
このとき相方は通常ガード解除から動くことになるため本体より14Fも硬直が長く、相方の硬直中にすでに本体は相手を掴んでいるためあゆジャンが出ないのです。


⑤前後回避狩り

1.前回避

ライン回復行動を狙います。
ラインを詰めた際の前回避や前ジャンプの着地を狙って振り向き掴みを置く行動は、リスク少なく即死始動の掴みを狙えるポイントです。

また相手が近距離キャラである場合はステージ中央でもこちらの技振りに合わせて回り込み前回避を狙う択を意識しておきます。相手の前回避癖を読んだら振り向き掴み、または反転して掴みを合わせましょう。

ライン回復の前回避を振り向き掴み

2.後回避

こちらはもう少し単純です。
主に相手の技が空振った際など、こちらがわずかに有利Fだが確定反撃は取れない、そんなときに相手の後回避を読み、相手のいる位置の奥まで走って掴みます。
深めのDAや横Bの通し方とだいたい同じです。

2回目は見逃さない

⑥ダッシュを掴む

相手が前ダッシュしてきそうなところを読んで掴みを合わせる。それだけです。相手の癖読みや感覚によるところも大きいですが、個人的に読みやすい(≒能動的に誘うことができる)相手のダッシュの例を4つ挙げておきます。

1.間合い管理のダッシュ
剣キャラなど、飛び道具を持っていない間合い管理系統のキャラは、空中攻撃の先端を押しつけてプレッシャーがかけられる中距離まで近づく必要があります。
その中距離に入ろうとするダッシュに対して、同時にこちらも前ダッシュして掴みを合わせるというものです。
こちらのダッシュ掴みを相手のステップの先端に合わせるイメージです。

スマブラXですが、
開幕のダッシュ掴みは見事なお手本。

2.ライン回復のダッシュ
相手のラインがなくなった際、ジャンプにリスクをつける空上や空後を見せてダッシュでのライン回復を誘発します。
そのダッシュを掴みます。

相手を追い詰めたあとの空上×2から掴み。
わかりやすい。

3.分断狙いのダッシュ掴み
対アイクラにおいて攻撃判定つきの投げで本体と相方の分断を狙いにくる相手を先に掴みます。アイクラの短いその場掴みでも相手から手を伸ばしてくれれば、こちらが先に掴めます。
たたし、ワイヤー掴み相手には使えません。
ダッシュガードを見せておくと相手のダッシュ掴みを誘えます。

4.引き行動読みの深い差し込み
主に対近距離キャラにおいて、こちらが引きステや後回避を見せていると、そこを狙って深めのDAなどを狙ってくる場面があります。
そこで敢えて引かずに掴みを置きます。

(おそらく)引き行動に深めのDAで撃墜を狙った勇者を掴む

まとめ

以上、言語化できる範囲で掴みの通し方を解説しました。

なお、経験則によるところも大きいので、これらの他にも「なんとなくここで通ると思ったから掴む」こともよくあります。
リスクを恐れず積極的に掴みを狙い、通る場面、通らない場面を体で覚えることも大事です。

アイクラ使いたるもの、ロマンを追い求めていきましょう!



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