マルチビタミンを摂取し続けた人の方が寿命が短いという話
厚生労働省の調査によると、日本では3人に１人の人がサプリメントを摂取していると言われている。
健康志向の高まりもあり、多くの人がマルチビタミンを摂取している。
私も、抜け毛が多くなったときにマルチビタミンを摂取したことがあった。
しかし、マルチビタミンを摂取し始めた頃、夫から長期間飲みつづけないようにアドバイスをもらった。
「う～ん、、本当かなあ。」
と思いながらも、薄毛対策をした４か月間のみ摂取し終了した。
ビタミンの中には、過剰摂取になってしまうと身体に悪影響を及ぼす場合があるそう。
最近このような記事を見つけた。
※下のリンクは医療従事者のみが閲覧できます。
米国医師向け情報サイトに2024年7月17日に掲載された記事を、日本の医師向け情報サイトが翻訳したものだ。
マルチビタミンの摂取について、複数の研究で分かったことがあった。
✔ マルチビタミンを摂取しても、全死因死亡リスクは低下しなかった。
✔ マルチビタミンを使用している人の死亡率が4％増加したことが判明した。（その理由はわかっていない）
✔ マルチビタミン（MV）の使用は、長生きと関係がない。
✔ サプリメントを無害だと思って飲んでいる人もいるが、重篤な有害事象も報告されている。
とても驚きの内容だ。
サプリメントは健康で若々しくいるための秘訣と思いきや、もしかしたらわずかに寿命を縮めてしまう可能性もあるのだ。
死亡リスクが４％上昇した理由は、今後の研究が必要とのこと。
Chen医師は
「マルチビタミンを毎日摂取しても死亡することはない......しかし、（医師は）日常的にマルチビタミンの摂取を勧めない。マルチビタミンが影響するのは財布だけです」
栄養不足ではない人が、マルチビタミンを日常的に摂取するのは推めないそうだ。
確かに、薄毛対策について調査した際に、ビタミンの中には過剰摂取で身体を悪くしたり、逆に脱毛を引き起こしたりするものがあることを知り、驚いた。
また、美白目的で点滴をしたり内服するグルタチオンやビタミンCも、実は身体にとっていいことばかりではない。
一番は、食事から栄養を摂取することが大切なのである。
補足だが、マルチビタミンは災害時に役に立つので、それように常備している。
この件については、また記事にしたいと思う。