殿堂発表を受けて #殿堂編
3/10 (金) 18:00 に運命の瞬間が訪れました。それは殿堂発表。DMP(デュエマプレイヤー)にとっては今後の人生を左右する区切りの時間です。今回はあの「サガループ」がどのように規制されていくのかが注目のポイントでした。結論から言います。サガは規制されませんでした。正確には擦り傷です。それでは殿堂発表を振りかっていきます。
殿堂入り
今回の殿堂入りはイワシン、ガル・ラガンザーク、ザロストの3枚でした。
イワシン
まずイワシンについてですが、主に墓地を利用するデッキ(通称墓地ソース)に採用され、ドローして手札を捨てるというカード交換、墓地のカードを増やす、デッキの圧縮というという様々な役割を持った1枚です。このカードを4枚デッキに採用することで実質的にデッキが36枚(デュエマは40枚デッキ)になります。墓地を利用するデッキは早期決着のデッキが多いですからこの圧縮効果がデッキの勝率に大きく貢献します。
最近の環境デッキ(使用率・勝率が高いデッキ)での採用は代表的なものだとサガループです。
サガループは絶望神サガのループ後にDOOMドラゲリオンが登場し、DOOMのアタック時のメテオバーンでDOOMの進化元にいるイワシンを墓地に送って、シャコガイルを墓地から出します。その後サガループで残り1枚となったデッキをイワシンのドロー効果でドローしシャコガイルのEX WIN達成です。
イワシン理由
イワシンが殿堂した理由としてまず、事前に墓地利用デッキの流行が予想されており、絶望神サガ以前に現行の主人公デッキが闇文明のアビスロイヤルという墓地利用デッキであるため今後も墓地利用の強化が図られると考えます。そこでサガループの登場も相まって、簡単にデッキの回転率を高めるイワシンが殿堂入りとなったことは予想されます。
殿堂の影響によりサガループ自体は既存の青黒(水文明と闇文明の混合)の回転率が落ちて最速キルが取りづらくなり、その分相手のメタが刺さりやすくなりました。メタ除去を多く組み込むと本来のループに辿り着くまでが遅くなり、本末転倒になる為今後は違ったタイプのデッキが多く登場することになると考えます。サガループの影響で母数が少なくなった4C邪王門などメタを多く積めるキルターンが遅めのデッキも増えてきます。
ガル・ラガンザーク
次にガル・ラガンザークは環境で無理なくメタを積みながらデッキ出力が安定している青魔導具にて採用されてるカードです。ガル・ラガンザークの早期着地によってサガループは動きづらくなり、かつ自身の呪文で選ばれない効果も機能しています。サガループ以外にも様々なデッキへのメタ兼フィニシャーとして活躍していました。
ガル・ラガンザーク理由
ガル・ラガンザークの殿堂理由としてここ1年の活躍を踏まえた環境デッキの入れ替えが考慮されていると考えます。常に環境トップかTier2(Tierとは環境デッキの強さの位置)にあり、魔導具というテーマデッキ自体も1、2年前から多くの人に愛されるデッキでした。今回の発表はテーマデッキのサポート終了のようなある種の寿命を意味してるとも考えられます。
殿堂入りによる影響としてサガループ等へのメタが少なくなり、メタ必須の環境下ではTierが下がります。4C邪王門などのロングゲーム気味の多色デッキが多くなって来るとガ・リュザークの採用で遅延が行えたりと環境次第では復権することも可能と考えます。
ザロスト
ザロストは墓地にありシールドさえあれば場に出てるお手軽カードであり、主にアドバンスのゼーロンを使ったデッキに復活の儀の達成要因として使われていました。全盛期にはダースシスK、アンダケイン、フォーエバーオカルトと共に採用されていたオカルトアンダケインなどのデッキとのシナジーが凄まじく、猛威を奮っていました。
ザロスト理由
ザロストの殿堂入り理由としてはイワシン同様に今後の墓地利用強化に伴う汎用強カードを制限していくことが挙げられます。クロニクルデッキに採用さていただけあってザロスト殿堂は少なからず新規参入に影響を与えそうとも考えらえますが、今後は開発部デッキを新規参入向けに推していくと予想される為杞憂でしょう。このカードも墓地ソ全盛期にはお世話になったカードなので少し寂しものです。
このカードを主に採用される環境デッキはオリジナルではあまりないですが、Tier2以下の墓地利用デッキでは採用も検討される為、デッキのコンセプト通りの構成が難しくなっていきます。
ここまで見てくれた方、途中で見飽きた方もご拝読感謝します。この後出せればプレ殿と殿堂解除も出したいですが、今日中だとギリギリになりそうです。なんとか週1投稿をクリアしていますが今後はもう少し余裕を持って投稿したいものです。
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