私のペンネームの作り方⑤「姓名判断ありきの名前の作り方」
(前回までの話)
考える上で気を付けるべきポイントと、素人が独学で姓名判断をする限界について触れました。
もともとある名前を姓名判断鑑定するだけなら、数え方を分かっていればそれでよいですが、
今回は姓名判断を使ってペンネームを考えるので、名前を組み立てなくてはなりません。
赤ちゃんの名づけ等ならもともとの苗字のしばりがあり、下の名前だけ考えればよいので、分かりやすい制約があります。
ですがペンネームを考える場合、上も下も全部自由です。
このNO制約のとっかかり無し真っ白状態から、どうやって姓名判断的に良い名前を考えて行くのか。
私の場合は、「私のペンネームの由来③」で紹介した、
「良い画数」リストの中から、自分自身がいいなと思う特性の画数を選び、
それで成り立つようにまずは名前の型を作りました。
そして、私の入れたい画数を成立させるには、
苗字三文字・名前三文字だと成り立つことが分かりました。
考えるのは、もうほぼパズルでした(笑)
どうしても成り立たない箇所は、別の画数に変えたり、別の箇所に変えてみたり。。
さらに、これらを成り立たせる場合、下の画像ような画数しばりができることが分かります。
これに合わせて、名前が成り立つように文字を入れていきます。
指定画数に「1画」があったので、
名前は「ひらがな・ひらがな・漢字」の組み合わせになるかなぁと思いました。
(一画の漢字って、「一」とか「乙」くらいしかないので…)
たまに「ふみ香」など、ひらがなと名前が混じった名前の方がいらっしゃいますが、
きっと親御さんが画数を重視されてつけたんだろうなぁと、今になって分かりました。
(ちなみに「ふみ香」は、4・3・9画で、地運16画の吉画です)
さて。
私の考えた名前の型に従うと、
下の名前の画数のしばりは「1・4・10画」です。
まずは1画と4画(姓名判断の数え方で)のひらがなを調べて、全部書きだしました。
【1画のひらがな】
く、し、の、へ
【4画のひらがな】
お、き、た、ぬ、ね、は、ふ、ま、む、を
1画のひらがなが4字しかないことが幸いして、
もうこの時点で、女性の人名として成り立ちそうな組み合わせがかなり限られてきました。
そして次に、10画の漢字をリストアップします。
候補漢字の選出で私がこだわったのは、以下の3点です。
・正式な姓名判断的画数でちゃんと10画だと分かっていること
(自分で数えて10画だっただけのものはNG。姓名判断の本で1文字ずつ調べました)
・女性の名前として使っても奇抜でない漢字
(例えば「訓」「竜」は10画ですが、女性名にはなりにくそうなのでNG)
・自分で自分の名前にするのに抵抗がある漢字は避ける
(例えば、10画ですが「恋」など)
【リストアップした10画の漢字】
花、夏、芽、栞、記、宮、紗、朔、笑、容、玲、真
「ひらがな・ひらがな・漢字」の名前になるので、名前の最後についてもおかしくない文字となりますと、ここからさらに絞られてきます。
【1画のひらがな】
く、し、の、へ
【4画のひらがな】
お、き、た、ぬ、ね、は、ふ、ま、む、を
【10画の漢字】
花、夏、芽、栞、記、宮、紗、朔、笑、容、玲、真
ここから、
・女性の人名として違和感のない
・パッと読めて
・思いつく読み方が1通りしかない
組み合わせを考え、
下の名前は「しき花」となりました。
自分の好きなものやことからペンネームを決めた方からすると、きっと驚くような名前の決め方でしょう(笑)
名前へのこだわりは、「画数」と「使う漢字の縁起」以外なし、という(笑)
続いて、名前と同じようなことを苗字でも行いました。
15画・16画・12画の漢字をそれぞれ選出します。
選出基準は名前の時と同様、
・正式な姓名判断的画数でちゃんと10画だと分かっていること
・自分で自分の名前にするのに抵抗ががある漢字は避ける
でも、
・女性の名前として使っても奇抜でない漢字
という基準は、苗字なので緩めました。
当初、漢字三文字でそれなりに画数のある苗字となると、固い印象やごちゃついた印象なってしまわないかなというのが心配でした。
リストアップした中で、
15画 瑠
16画 璃
が目を惹きました。
あれ、これで「瑠璃」って単語が作れるな、と。
12画は候補文字数が多かったのですが、苗字の最後についても違和感ない漢字となると、それなりに限られてきます。
というわけで「森」を組み合わせました。
「瑠璃」がキラキラしてるので、「森」は落ち着いた感じにしました。
三文字ともキラキラすると手に負えない感じがしたので……(笑)
瑠璃詠、瑠璃絢、瑠璃結、瑠璃晶とか、作ろうと思えば画数的にも作れたんですけど(笑)
「瑠璃森」という言葉は聞いたことがなかったので、
はじめは「なんかキラキラしてるな……大丈夫かな……」と思っていました(笑)
それと、「瑠璃森しき花」というトータルの組み合わせも、
「なんだかすごくかわいい名前に仕上がってしまったけれど、私にちゃんと似合っているかなぁコレ……」と、はじめは違和感がすごかったです(笑)
でも、名乗っていくうちに、使っていくうちに不思議となじんでいくもので、今ではスッカリ自分の名前として当たり前になってしまいました。
ひとつ前の記事で姓名判断の専門家の方が言っていた、
まさにこのことなんでしょうか。
自分が名前に寄って行った、みたいな。
ちなみに、今回私は漢字をいくつかリストアップしましたが、ここでは
「姓名判断的に人名に使わない方が良い漢字」は弾いていません。
なので、ここに載っている漢字だから使っていい漢字なんだ!というわけではございませんのでご注意ください。
実は私も最終的に、作り上げたペンネームを、たまたま繋がりがあった信頼できる専門の方に見ていただいたんです。
使ってはいけない漢字ではないか、数え方に間違えは無いか、他に私が知らないルールなど、専門家の目で見て問題はないかなど。
せっかくここまで、”姓名判断がすべて”の名づけにこだわるのだから、やるなら徹底的に!と思いまして。
こだわった以上、あとから「やっぱりここがよくなかった」と気づいてもガッカリですしネ。
5記事にわたって書いてきた「ペンネームの由来」もここまでです!
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
この記事を見て、
・姓名判断にこだわったペンネームを考えたい
・子供やペットの名付けに姓名判断を使いたい
と思った方へ。
ゆる~くで良いならネットで調べた自己流で、
もうちょっとちゃんとやりたいなら本を手に入れて、
がっつりしっかりこだわりたいなら専門家にお任せするのが良いんじゃないかなと思います。
専門家への依頼も、人によるとは思いますが、
ゼロから考えてもらうのは結構料金は高いですが、
自分で考えたものを見てもらうのでしたらそこまで高くは無いと思います。
(でも、自分の頼りない知識で考えたものを修正しながら何度も見てもらうなら、希望を伝えてゼロから考えてもらう方が結局安くつく場合もあるのかも……?)
そして専門家さんも本当にピンキリだと思います。
高い人安い人、実績ある人ない人、独学の人修行した人、実績あるけど商売っ気がありすぎてちょっと…?笑 と感じる人(笑)
私個人としてはどちらでもいいと思っていて、
一番大事なのは自分が信用できると思える人かどうかだと思います。
どれだけ実績がある人でも、なんとなくうさんくさいなと思ったら、その結果も信じられないものになってしまいます。
実績がない人でも、この人がそう言ってくれるなら!と思える相手なら、自分にとっては良き相談相手なんだと思います。
それでは、「瑠璃森しき花」を改めてよろしくお願いいたします(笑)
参考文献:『得する「なまえ」×損する「なまえ」』山本若世 WAVE出版