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【技能検定】貴金属装身具製作
貴金属装身具3級
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シルバー925の角棒とパイプでリングを3時間で作る。支給されるロウ材はあまり多くないので、隙間ができないようにパイプと腕の接地面をどれだけうまくすり合わせられるが重要。あと試験中にガムを噛んでると普通に怒られるのでやめたほうがいい(実話)
貴金属装身具2級
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K18の板材から正三角形を7時間で作る。まずとにかく糸鋸で真っ直ぐ切削できるようにすること。裏取りや透かし部分もある程度の大きさまで糸鋸だけでつくれるようになれば、やすりをかける時間を短縮できる。あらかじめ切れ味がいい鋸刃を選別して用意しておくといい。K18はシルバーよりも硬い素材なので、最後のきさげは地金に強く押し込むようにかけないと、きさげ仕上げと認識されない場合もあるので注意。きさげは常に研いである状態にしておく。地金を光らせるというより、傷を取り除く(やすり傷やバリ、余分なケガキ線など)イメージで仕上げるといい。
貴金属装身具1級
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K18の板材と丸線を使ってペンダントトップを5時間でつくる。最初のケガキから最後の石留めまで、貴金属装身具製作に必要な技術が一つに詰め込まれたような課題。花弁と石枠のへら仕上げは結構時間がかかるので、きさげ仕上げも入れて、ラスト30~45分はその時間にあてた方がいい(できれば1時間ぐらいほしい)。花弁の裏は石枠(Φ5mm)の大きさ分平らになっていなきゃいけない。石枠は、爪がドロップ型で、パイプ部分が面取りされているか石留めをする前に必ず確認する。研磨剤の持ち込みや使用は禁止されているが、シリコンやブラシ等の先端工具は使っても大丈夫(最後にへら仕上げで終わらせていればok)。そのほか、実技試験の製作図や仕様の説明で見落としやすい箇所が多い。試験問題をよく読み込んでおく必要がある。
個人的には1番ジュエリーっぽい見た目をしているので、つくってて楽しかった。