わたしがわたしを好きじゃなかった理由
子供の頃私はわたしが好きじゃなかった。
何でか分からないけどわたしの事を好きじゃない人が多かったから。
自分勝手で
わがままで
何か気に入らないことを言われると自分を棚に揚げて言い返すから
皆とおんなじに出来ないから
人と考え方が違うから
わたしの事が嫌いな人の気持ちが理解できないし、気遣いが出来ない。
人の気持ちが分かるようになりたかった。
嫌われたいんじゃなくて好きになってほしかった。
でも、私を嫌いな人は凄く多かったけど
わたしの事が凄く好きと言ってくれる友人が必ずいた。幼馴染みとは今でもランチする半世紀の付き合い。
学生時代の友人もいまでも泊まりに行く。どのシーンにも大好きな友人がいて今でも付き合いがある。妹も大好き。子供たちも大好き。パパもこんな私を大事にしてくれる。
わたしが自分を嫌いだと勘違いしていたのではないかと思えるほど大好きな宝物を私はすでにたくさん持っている。
わたしはわたしを好きとか嫌いとかで判断しなくなっていた。
人目を気にして嫌われている自分が嫌いだっただけ。
大人になって随分かわせるようになって、傷付かない術も身につけた。
根本は変わらない。
でもわがままで、自分勝手で 皆と同じじゃなくて、人の気持ちも読めなくて 見なかったり気付かなかったふりとかしちゃうけど こんな私でいいと思えるようになった。
ただ
自分がされたらいやなことは人にやらない
と言うことが出来るようになった。
だから幸せでいられる。