おわる
うるじゃんが終わる。そのお知らせを聞いたのはそんなに前ではなかったと思う。山田くんの口から知らされたそれは、何となく覚悟をしていて、なんだか実感がなかった。あっという間に最後の日が来る。「山田涼介最後のソロラジオ」の日すら実感がなかった。
山田くんが最後に話してくれる言葉は決して悲しいものではなかった。長い間ラジオをしてきて、最後の1人ラジオ。もっとしんみりしたっていいはずなのに、来年度もまだやりそうなそんな雰囲気で進んでいった。それでも話す方も聞く方もスタッフさんたちも「最後」だって知っている。気がついたら私は泣いていた。発表されてすぐはそんなに寂しくなかったし、あんなに実感してなかったのに、いざ最後だと認識すると泣いていた。
やっぱり寂しい。数週間待って訪れる大好きな人のラジオを待ち遠しいと思う時間もいざ始まるとあっという間で寂しくなる気持ちも喧嘩しながらも優しく包み込んでくれる山田くんの声を聴ける幸せもその言葉を何回も聴いてメモして残したり心にぎゅっとしまい込むことも全部なくなっちゃうから。それがどんなに私の心をあたためてくれていたのか今になって実感する。
私にとってうるじゃん、特にやまじゃんは夜中に聞く数十分のラジオじゃなかった。明日に絶望した夜も頑張れない朝も少し眠くなった昼も疲れ果てた夕方もやまじゃんがあるともうひと踏ん張りしようと思えた。最高に楽しい時にはその楽しさを共有出来ている気がした。リアルタイムで聞いて明日も頑張ろうと思えたり、朝の通学時間で聞いて今日も頑張ろうと思ったり、家に帰りながら聞いて頑張ったご褒美にしたりもした。私にとってやまじゃんは生活を励ましてくれる存在だった。今まではそんなこと思っていなかったけれどいざ目の前からなくなってしまうとそう思う。そのくらい大切だった。
だから私は4月からどう生きていくのだろう、とも思う。きっと少しずつラジオがない日々に慣れていくのだろう。寂しいけれどきっとそうだ。そしてたまにラジオのことを思い出して懐かしく幸せな気持ちになる。もしかしたら今までのラジオに変わらず救われ続けるのかもしれない。でもいつかまた山田くんと、そしてHey!Say!7の3人とラジオが巡り合えたらいいなと思う。その時には渾身のおめでとうとありがとうを贈りたい。
ラジオが終わることは寂しい。それはもうどうしようもない感情だ、許して欲しい。それでも私は4月からのHey!Say!JUMPが楽しみだ。JUMPはこれからどんな世界に出会うのだろう。その世界に私も入って変わらず一緒に笑い合えたらいいなと思う。永遠などきっと存在しない。常に変化は付き物でそれによって色んなものに終わりが来る。でもきっと素敵な変化もあるのだ。だって山田くんは最初からかっこいいのに毎秒かっこよくなっていく。好きの気持ちも膨らんでいく。だったら変化も恐れなくていいのだ。より素敵な私たちでまた会えるように、多少の寂しい変化も受け入れよう。またJUMPと山田くんと素敵な変化の先で出会えますように!