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森林・林業白書を読んでみた!①【林業1000日チャレンジ】8日目

先日の森林経営学の動画の中で、「林業について勉強するなら、まずは森林・林業白書を読んでみる!」というメッセージがありましたので、今日は森林・林業白書にチャレンジです。

ボリュームが結構大きいので、章ごとに分けて読み進めていきます。今日は「特集 持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))に貢献する森林・林業・木材産業」を読みました。節立てはこんな感じ。

第1節 持続的な開発目標(SDGs)と森林
第2節 多様化する森林との関わり
第3節 企業の森林に関わる意向と活動内容
第4節 今後の課題と関係者の役割

最近よく聞くSDGs。ちょっと勉強してみたいなーという思いはありつつ、まだ何も始められておりませんでしたが、森林についてもSDGsの目標の一つに挙げられていたのですね!勉強不足でした💦

森林に関するSDGs目標はこんな感じ。

SDGs【目標15】森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
<ターゲット>
15.1 2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
15.1.1 土地全体に対する森林の割合
15.1.2 陸生及び淡水性の生物多様性に重要な場所のうち保護区で網羅されている割合(保護地域、生態系のタイプ別)

15.2 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
15.2.1 持続可能な森林管理における進捗

15.4 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。15.4.2 山地グリーンカバー指数
15.4.1 山地生物多様性のための重要な場所に占める保全された地域の範囲

15.b 保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。15.b.1 生物多様性及び生態系の保全と持続的な利用に係るODA並びに公的支出

世界的に見ると、砂漠化を食い止めるための森林の保護の要素が強いようですが、日本だけでみると、全く活用されておらず放置されたままどんどん劣化していく森林の適切かつ活発な利用がテーマですね。

森林は木材の利用だけではなく、バイオマスや薪をエネルギーとして活用したり、森林空間を癒しやレジャーの場として活用したり、森林で収穫されるもの(例えばたけのこやきのこなど)など活用したりするなど多面的な利用ができます。

森林の保全と利活用は他の sdgs の目標に関連するとされており、持続可能な社会をつくる上での大きな鍵となります。

森林と sdgs についてはこれから深めていくテーマの一つにしたいと思いました。

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