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自己間引きの法則【林業1000日チャレンジ】48日目

森づくりの原理原則シリーズ。
今日は若齢段階での自己間引きの法則。

天然林だと、若齢段階になると木同士が熾烈な競争を繰り広げ、競争に負けたものはかれていきます。これは個体と個体の間にはっきりと差があらわれるから。

挿し木で育っている人工林は、皆同じ遺伝子を持っていて木同士の優劣がないため、競争しないで、皆お互いに遠慮しながら成長します。
なので、ひょろひょろの森になります。これは人口的な間伐が必要になる理由。

ちなみに、日本人が発見した!世界的に有名な生態学理論で、自己間引きの2分の3乗則というのがあるそうです。
若齢段階で、自己間引きが起こると勝ち残った木がガンガン成長するので、ぎゃくに森林全体の立木材積は増えていくというもの。

なるほどー。生態系ってすごいなー。

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