【本から学ぶ演劇】演劇は食えるのか!?
うわお。
なんと刺激的なタイトル… まさに、そこのところって、めっちゃ気になりますよねー。
冒頭で筆者の方も「演劇は食えない」ということで劇団入りはさっさと諦めました。と書かれてらっしゃいます。
はい、私も学生のころ劇団か就職かで悩んで、「才能ないし、この業界で食ってくなんて絶対無理」と思ってあきらめた人間です。
でも、筆者さんは、そのあともずっと「演劇は経済的に成り立つのか」というテーマについて研究してくださったということで、とても勉強になる本です。めちゃくちゃ面白い!
舞台芸術がいかに経済的に成り立ちにくいかが書かれていて、そこをなんとか手に変え、品を変え、「利益を産みにくい芸術だからこそ、複数の事業を組み合わせ、芸術上の価値の実現と経済との両立をやりくりすることがアーツマネジメントの極意と行ってよく」、その姿はまさにジャグリングそのものとのこと。
アーツマネジメントはジャグリングだ、という名言が記されていました。
演劇したい!だけでは、なかなか成り立たんのですな、やはり…。
今までの経験を総動員して、
事業展開を考えないと。
経営感覚、大いに重要。肝に命じます!