第18回 これからの観光と地域のあり方をどう考えるか?インバウンドの現場から
2017.01.28
森 聖太
悠ツアー代表/神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 教育研究補佐員
概要
地域の発展と豊かさは人とその知恵にある
欧米の方を中心に1日1組限定でプライベートツアーを提供する悠ツアー代表の森 聖太さんをゲストに、地域固有の観光資源を新たに活用した体験型・交流型ツアーを企画する際のポイントを、実践経験を踏まえながらお話いただき、皆さんそれぞれがもつ地域のツアー企画や外国人への対応時に抱える課題を克服するためのポイントを見つけ出せるよう、対話をすすめました。
欧米の方を中心とした訪日外国人向けに
1日1組限定でプライベートツアーを提供する森聖太さん。
滋賀を拠点に、有名観光地では見られない場所への訪問や、
得られない体験を企画・提供しています。
はじめに、
悠ツアーで実施するツアーの特徴や顧客の特徴、
何を求めているかなどについて、
これまでの経験からお話いただきました。
続いて、実際にツアーをつくっていく際の心がけや
大切にしていること、
進めていく中で生じるジレンマなどについて
お話いただきました。
質疑では会場から多くの手が挙がり、次々と質問が飛び出しました。
内容も実践を念頭においているからこそ出てくる
具体的な質問ばかりで、
会場は森さんの回答からも新たに得られる学びと気づきの連鎖で、
参加のみなさんには
それぞれにヒントを持ち帰っていただけたことと思います。
軽食にはジビエの活用と普及に取り組みながら
自身もハンターとしても活躍する林利栄子さんより鹿肉のカツサンドを調理・提供いただき、頭も胃袋も満たされる会となりました。
この4月から森さんには「篠山イノベーターズスクール」の講師として引き続きお世話になります。
スクールでは森さんの指導のもと、8名のスクール生が丹波篠山を舞台にしたツアー企画に挑戦する予定です。
詳しくはこちら。
http://school.sasayamalab.jp/project/tour/
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