動画説明文次第でGoogle画像検索にサムネイルが出せる!
音MAD Advent Calendar 2021の23日目を担当させてもらいました。
タイトルは馴染みあるように分かりやすい例にしてますが簡単に言えばGoogleの検索結果に表示させやすくする方法です。
音MAD作者の皆さんは普段ニコニコの検索を使って動画を手に取っていると思います。ニコニコの検索は優秀ですよね、新着順に並び変えれますし再生数の多い順でソートできるし色んな探し方ができます。でも皆さんも初めてニコニコを利用した時はニコニコの検索ではなくグーグルの検索からニコニコの動画にたどり着いたって人が多いのではないのでしょうか。
別に動画に限らず今でも調べものをしたりするときは普段何気なくグーグルの検索を使ってると思います、全世界で利用者が一番多いサイトもGoogleであります。さてこのGoogle検索ですが普通の検索以外にも画像検索や動画検索もあるわけですがその中で疑問に思ったことがあります。
グーグルの動画検索って新着順や再生数が多い順にソートできない!!!
これいったい何順やねん!!!!!
動画検索に限らずグーグルの検索ではソートができませんのでGoogle独自のアルゴリズムによって順番が決まってしまうのです。
このGoogle独自のアルゴリズムを攻略して検索結果の最初の方に表示させる手法を検索エンジン最適化(SEO)とIT業界などで呼ばれており、企業のサイトが競合他社とグーグル検索のトップを奪い合うためにサイト内の文字を検索されやすい流行りのワードに置き換えたり古いページを新しくしたりするというものなんですが、残念ながら今のネットではこれを悪用している中身のない記事を量産する胡散臭いブロガーや胡散臭いビジネス系アフィリエイトサイトが出てくるばかりでまともな情報が手に入りません。そんな中で検索エンジン最適化の手法なんて検索しようにも胡散臭いサイトしか出てこないという状態であります。
さて、こんなの我々のような創作活動をやる者にとっては何も関係ないだろと普通は思いますが私はアホなのでこれを動画の方でも活かせないかと調査や試行錯誤を色々したところ「タイトルと動画説明文次第でGoogle検索の表示順が有利になる」って感じで動画でも検索エンジン最適化が可能だということが判明しました。
Googleのアルゴリズムの評価項目
200以上評価項目があると言われていますがGoogleが英語版でのみPDFファイルを公開している検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)の中でも重要評価項目としている有名な3つを音MAD視点から自分の経験による主観で説明したいと思います。
Googleが最重要視する3つの評価基準(E-A-T)
①Expertise(専門性)=テーマ性のある動画
私的オールスターなどは不利になると思ってます。なぜなら動画の中身まで精査してると思えないからです。(だってYoutubeのAIとかガバガバだし)そうなるとどこで作品内容を判断しているかというとタイトルと動画説明文を主として判断しているのではないかと考えられるのですが例えプリコネを素材に使っていてもタイトルと説明文にプリコネに関するものがなければプリコネに関するワードの検索では出てこないと思います。
②Authoritativeness(権威性)=正しい評価が高いもの
おそらく再生数、コメント数、マイリス数が高くて工作でないほど評価は高いです。(直近再生と累計再生どちらも評価軸があると思うが複雑になってると思う)それとtwitterなど外部にURLを貼られた数も関係してると思ってます。
③Trustworthiness(信頼性)=転載などではないもの・・・?
オリジナル性が高く、コピーされたコンテンツではないものとありますが動画だと正直精査されてると思えません。
んーちょっと確証があるわけでもないので曖昧に言わざるを得ないですね。仮説にすぎませんがタイトルと動画説明文にある検索されやすい単語と再生数や高評価など数字の大きさと外部に貼られたURL数などがGoogle検索の表示順に大きく関わっているのではないかというわけです。
そしてここからが何よりも重要で詳しくはGoogleの検索エンジンの歴史を紐解かないといけないため長くなるので書きませんが実はタグってグーグル検索にはひっかかりません。ニコ動のサイト内検索ではタグもキーワード検索にひっかかりますがグーグル検索ではひっかからないので検索されがちな重要な単語(素材や曲名、キャラ名など)は動画説明文かタイトルにいれた方がいいのです。皆さんタグに曲名や素材などを入れたりしてニコ動の検索では有利にしていますがそれだけだとグーグル検索では不利な動画となってしまうのです。
とはいえ検索に表示させるために動画説明文を不自然に長くしたり邪魔な文章ばかり追加すると視聴者を冷めさせてしまったり不審がられたりと逆に作品の印象や評価が下がってしまうので自然な状態でなるべく重要な単語を違和感なく混ぜ込めるように動画説明文の文章を練りましょうってことです。
難しい話ばかりしてしまいましたので実際にどうやって使うか説明します。
具体的な文章を練る時のテクニックを挙げておきますのでこれを覚えて使ってもらえればいいです。
まずはこれらのことは何も考えず普段通り文章を練ってそこから不自然にならない程度に↑に挙げているテクニックを組み込んだり差し替えていけばいいと思います。
一例を置いておきます
合作だと特に意識せずに文章を練るとこんな感じになると思いますがこれをもとに上で挙げたテクニックを使って
こんな感じにすることで違和感なく検索ワードや流行ワードを混ぜ込みやすくできると思います。あくまで一例で原神のSSっぽい動画説明文を挙げましたが素材や動画ジャンルによって適した形が色々あるはずです。
上手くいけばこんな感じで様々な検索ワードでも数多の動画の中から上の方に表示されるようにすることができるわけで実際に目に見えた結果は出ているのですがその効果の大きさはというと・・・
これはシャニマスマイムマイム合作の6月~11月までのアナリティクスですがGoogle検索から動画を手に取った人はたった4%です。動画説明文をどんだけ頑張ってもこれぐらいが限界だと思います。素材ごとに伸びてるサムネとタイトルの傾向でも調べた方が再生数に影響しやすいんじゃないんですかね。サムネとタイトル次第で2~3倍くらい再生数に差が出たりもすると思ってますし。とはいえ普段ニコ動を見ない層にエンカウントさせる手としては有効な手段だと思います。
ニコニコ動画以外での作品のSEOについて
Youtube:基本は同じです、ニコニコに投稿したものよりもYoutubeに投稿したものの方がGoogle検索に表示されやすいと感じています。
ニコニコ静画:イラストや漫画も動画と同じくGoogle検索や画像検索に反映されます。
Pixiv:漫画、イラスト、小説はGoogle検索や画像検索に反映されづらいです。Pixiv大百科のメイン画像に使われてるものだと結構画像検索に出てきますが制作者側はSEO面で特にできることがあるわけでもないので使われてたらラッキーってぐらいです。
Twitter:動画やイラストをツイートする時にハッシュタグやツイートの文章で同じようなことができますが少し反映されにくいように感じます。
Instagram:Google検索結果に反映されづらいです。
TikTok:Google検索結果に反映されづらいです。
こんな感じです、モバイル版のGoogle検索とかでまた色々変わってきたりすると思うのでまだまだ研究しがいはあると思います。
この方法を他の作者に教えた時に創作物の紹介文とかが無駄に長かったり不自然だと怪しく思えるようになってしまい純粋な気持ちで作品や作者を見れなくなったと言われました。そういう側面もあるわけなので今まで黙ってました、多分知らないほうがよかったノウハウです。
それではみなさんメリークリスマス!
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