映画『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』感想(ネタバレあり)
個人的評価
75点/100点
あらすじ
アメリカのある小さな街にいる高校生の少し変わった三角関係の物語。
主人公は中国人の女の子エリーで、アメフト部のポールから好きな人(アスター)へのラブレターの代筆を頼まれるところから始まる。
感想(ネタバレあり)
高校生の三角関係だからもっとポップに描かれているかと思ったらそんなことはなく、なんとなく不思議な世界観で、多分観た人の中で意見が分かれるんじゃないかな。
主人公エリーはポールが好きなアスターを好きになるけど、ポールはいい奴で応援したいし、でも付き合ったりすると自分が代わりにしているメッセージのやり取りとかできなくなる葛藤が繊細に表現されていた気がする。
本当は名門?の大学進学とか色んなことに挑戦したいけど、父親のことも考えると、、と悩む姿はまさに青春を切り取ってるなあと感じた。
自分が高校生の頃に父親のことを考えて好きなことを自粛したことなんか全然ないけど笑
一個だけ謎、というか想像を膨らませないといけない点、これはある意味この映画の面白いところなのかもしれないけど、ポールのアメフトの試合後にエリーにキスをして、それをアスターが目撃するシーン。
予想①
ポールはアスターのことが好きだけど、悩み相談に乗ってくれて普段から一緒に過ごすことでエリーに対しても好意があって、勢いでキス
予想②
ポールとしては、エリーのことを友達として好きだけど、エリーは自分のことが好きなんじゃないか、という考えに至り『せめてキスくらいは』という同情的な意味でのキス
ここは捉え方が人それぞれ違うんじゃないかな。
ともあれ、中々面白い映画でした。
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