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富山旅行記【1日目】

朝、通勤時と同じぐらいの時間に起きて大阪駅へ向かう。彼はいつものごとく駅チカの立ち食い蕎麦屋で朝ごはんを食べ、私はその時間にイカリスーパーでサンドイッチと紅茶を購入。最近コンビニやらの値上げがひどいので、高級であるイカリスーパーがあまり高く感じない。
サンダーバードで敦賀まで行き、北陸新幹線に乗り換える。以前ならサンダーバードで富山まで行けたのになぁと残念がるが仕方ない。北陸新幹線の車内は広くてきれいだった。
富山駅、ではなく新高岡駅で降り、レトロな在来線を乗り継いで氷見へ。途中、海岸ぎりぎりを走行する箇所があり、海の上を走っているみたいで良い気分。天気はあいにく曇り空だが、晴れていたらもっと絶景なんだろうな。

氷見に着くと雨が降り始めた。道中に点在する藤子A先生のキャラクターの像にカメラを向けながら、急いで予約していたお寿司屋さんに向かう。
お寿司屋さんの大将は寡黙そうに見えたが、大阪の有名店で修業されていたらしく大阪の話で盛り上がった。ひととおりお任せをいただいたあとに、同じ量ぐらい追加で注文。お寿司はもちろん美味しかったが、当日の朝作ったという飴色に輝いたブリ大根が味しみしみですっごく美味しかった。あと細巻きに海苔ではなく削り昆布を使われていたのが、優しい味わいになって好きだなぁと思った。店の名前が入った湯呑みを見て、かっこいいですねと彼が言うと「おう、持って行くか?」と1つ奥から出して袋に包んでくださった。この湯呑みを見る度に大将を思い出すのだろう。
まんがロードというハットリくんや喪黒服造の像が立ち並ぶエリアを散策してから、富山駅行の電車に乗り込んだ。

富山駅に着くと暴風雨。お寿司を食べ過ぎて二人ともお腹が空いていなかったのでホテルへ直行することにしたが、歩いている間も寒くて寒くて、ひえ~と思っていたところに、暗い道の中で一軒の喫茶店の明かりが輝いていた。
この「やまむろ」という喫茶店、実はブックマークをしていたお店で夜遅くまで営業している。急に目の前に現れるとは幸運。彼を促し喫茶店に入った。店内は外とは別世界のようにあたたかく、コーヒーの良い香りがしていた。意外にも若いお客さんが多い。私はホットサンドと紅茶、彼はサンドイッチとホットコーヒーを頼み軽い夕食とした。窓の外の暴風雨を眺めながらシェルターに入っているような心地よさ。

ホテルへ着きほっと一息。二人とも初ドーミーインなのでワクワクと大浴場へ向かう。それほど広くないもののサウナもあったので入ってみたり。
お風呂から上がり、ゆっくりしていると彼はお腹が空いてきたらしく名物の夜鳴きそばを食べに行った。私はいいわ~と断ったが、彼が部屋に戻ってきて夜鳴きそばのおいしさを語りだし、食べねば損だとまで言うので私も行ってみることにした。一人では心許ないので彼にもついてきてもらう。無事夜鳴きそばにありつく。確かにあっさりしていて美味しいが、味見ができて満足したので半分ぐらいは彼に食べてもらった。部屋に戻りすぐに就寝。

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