読了本(おおきな木)
『おおきな木』
【シェル・シルヴァスタイン／作、村上春樹／訳 あすなろ書房】
こんにちは、るおです。
読み終わった本を簡単に紹介します。
一本のりんごの木と一人の少年の物語です。
とっても有名な絵本ですよね。
少年は木の葉っぱで冠を作ったり、木登りしたり、枝にぶらさがって遊んだり、木と一緒にかくれんぼをして遊んだりしました。
木と少年はお互いのことが好きでした。
でも、少年が大きくなるにつれ、木は一人でいることが多くなります。そして、久しぶりにやってきた少年は木に対して「お金」を求めるのです。そんな少年に対して木は、自分自身の「りんご」を売ってお金にするように言いました。
その後また、久しぶりにやってきた少年は、今度は木に対して「家」を求めるのです。そんな少年に対して木は、自分自身の「枝」を切って家をつくるように言いました。
その後また、久しぶりにやってきた少年は、今度は木に対して「舟」を求めるのです。そんな少年に対して木は、自分自身の「幹」を切って舟をつくるように言いました。
その後また、久しぶりに少年はやってくるのですが、木にはもうあげられるものがありませんでした。残っているのは自分自身である「古い切り株」のみ。だけど少年はもう何も必要としていませんでした。ただ腰を下ろして休める静かな場所が欲しいだけでした。すると木は「私に座りなさい。」と言って、少年はその切り株に腰を下ろしました。
というお話なのですが…。
なんかこの木の「無償の愛？」がすごすぎて、なぜ少年に対してそこまでできるのだろう？と思ったし、むしろちょっと、切り株になるまで身を削って少年にいろいろあげていくこの木が、なんだかかわいそうにも思えました。
それに少年も与えてもらうばっかりで、
「あんたは木に対して何かしてあげないの？」
ってちょっと思ってしまいました。
私がもし木だったら、
「おい少年！無償の愛にもな、限界があんねん。なんかお返ししてもらうでー！！」
って言うかもww
でも、そうやって少年が頼ってくることが、木にとっては幸せなことだったのかもしれませんが…。
うーん、でもなんかどうなんだろう…。多少モヤモヤしております。
私の読みが浅いのでしょうか…。
これから何回も読んでいけば、木の気持ちがわかってくるのかな。
るお