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「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明〜(第6話)」一気に松下洸平の父の事件を解決する手際の良さ

まずは6年前の松下洸平の家族に起こった事件の説明から。父親(小林隆)が母と妹を殺したということになっていた。その真相を父の口から聞くために、松下は、父の治療を続けていたということだった。しかし、怒りに耐えきれず、前回の最後に父を殺そうとしてしまったという流れ。ドラマは6話。次週あたりからクライマックスということで、この事件がもう少し引っ張られるのかと思ったら、ここで解決する運びに。だいたい、昨今はTVerがあるとはいえ、連ドラを毎週見続けるという習慣もない人が多いわけで、そんなに引っ張っても仕方ないということか、まあ、この方が正解だろう。政治家と馬鹿な建設会社の社長がすぐに捕まる感じは気持ちよかったしね。

松下の話の後で、飛び込んできた依頼者は野村麻純。前も書いたかもしれませんが、私、この女優さんは好きです。こういうタイプでお母さんが演じられる人意外にいないのですよ。で、建設会社に勤めていた夫が亡くなったのだが、どうも殺されてしまったらしいと・・。

そして、捜査開始、社長の浅野和之の車に盗聴器を起き、繋がっていると見られる政治家の石黒賢の選挙にボランティアで忍び込む。しかし、最初に宴席で天海祐希が芸者に化けて対応したために、結構、簡単にバレてしまう。とはいえ、今回は盗聴器が大活躍。そう考えると、こういう人たちも、スマホをハッキングされたらもう終わりなんですよね。もちろんメールなどはもっと危ないし、そうすると、紙でいろんなことを残している可能性はある。

今回も真相は、野村の死んだ夫が壁紙の下に忍ばせた書類が証拠となって二人の横領の悪巧みがわかるわけで、紙の証拠が決め手になる的なことはまだまだあるのでしょうか?というか、公共の機関もそれが0にはなってないしね。しかし、国が平気で黒塗りの書類を開示するような時代に、ゼネコンなどどうなってるかわかったものではない。本当に、こういうドラマで描かれることが「合理的にあり得る」のが本当のところだと思う。そう、このドラマのタイトルは今の時代への皮肉なんですよね・・。

しかし、浅野が美食家だったり、石黒が選挙のボランティアに高級弁当を配っていたり、こういう人確かにいるし、まあ、情けないですよね。高い食べ物がこういう輩に弄ばれてるうちは、日本は一等国には戻れないでしょうね。つまり、政治家や社長を品良く描くことができないのは、そういう実態が一般人にも見えてるからで、悲しい話なわけですよ。

そして、浅野と石黒が同じ手口で六年前に松下の父親を殺そうとしたこともわかり、松下の父親も再度殺されそうになるが、なんとかその現場に松下が間に合って、その後父親は目を覚ます。

結果、オーライだが、天海祐希は、松下が自分に嘘をついてたことで怒る。さあ、コンビ、うまく噛み合うようになってきたが、最後にどうなることやら?でも、なかなか面白いです。

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