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「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明〜(第4話)」天海祐希VS 水野美紀。強烈な空気を出せるお二人

回を重ねて4回目。毎回、面白くなってきているようには感じる。ここにきて、天海と松下の出会いとなる事件の話を持ってくるのはなかなか良い感じだった。松下の父が入院してる話から、ここに持ってくることで、松下って何者?という疑惑が視聴者の中に高まってきていて、この先を見ずにはいられなくなる感じ。ドラマのテンポも変わらず良いし、前番組のドラマのお口直しとしてはちょうど良い感じである。

そして、今回は天海祐希VS水野美紀というスペシャルプログラム。この二人の共演って初めてですかね。勢い的には負けてない二人であり、ドラマはその期待を裏切らない面白さではあった。水野がこういうダーティーな役をやるのも珍しい気はするが、これからは増えてきそうな感じもある。なかなか迫力がある。そういう意味では、これから対決が増えそうでもある二人である。

今回の話は、天海祐希が探偵開業して最初の事件の話だ。エステで顔にあるアザを治して欲しかった市川由衣が、逆に顔に大きな火傷のようなものを背負ってしまったという話。探していた猫を拾われて天海と知り合った松下洸平が、水野のエステの会社に入り込んで潜入捜査する。ここで、松下の能力が徐々にわかっていくのは面白い。IQが高いのはわかるが、最後に鍵開けまでやってしまうとは・・。探偵の助手としては使えるので今に至るのだろう。

そして、薬事法違反的なもので水野をゆするも、その辺りは彼女も心得たもの、証拠を残しはしない。そんなこともあると思ってか、その前に水野のつけていた2000万円相当のネックレスを入れ替えて、それで勝利を掴むという姑息な手を取るが、依頼者の市川が最後に自殺してしまうというのが悲しい話。

そんなわけで思い出したくない話を聞きたがった白石聖のために語る1時間であった。キャピキャピな感じの白石が入ったことで、この事務所内での芝居のテンポが良くなってきた気はする。普通に楽しめる営業が下手な探偵物としては標準作だが、天海が主役を務めることで良いスパイスは効いている。私的には、ここに出てくるハバネロみたいな強烈なスパイスが欲しいのが本音ではあるが・・。

今回の1番の見どころは、天海と水野のテキーラの飲み比べのシーンだが、このSMクラブを借りて無理くり作ったホストクラブというやつが、テイストが低い感じが面白かったのと、だからこそ、この二人のやさぐれた空気感が似合ってるのが笑えました。まあ、歌舞伎町にはこういう店もありそうですしね。そう考えれば、こんな探偵もいるということで納得してみられるわけだ。

そして、最後はその水野美紀が依頼者として事務所にやってくる。さあ、何が起こるのか?彼女たち二人の争い、来週は2回戦!楽しみです。


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