お金と世代交代
給与設計が変わることになりました。
給与の原資は企業の将来性ですから、右肩上がりの時代ではないこのご時世、致し方ないところです。
が、やはり金額を見ると、現実を突きつけられた感です。
簡単に言うと、いわゆるアラフォーから、緩やかに右肩下がりになっていき、65歳の定年では35歳レベルの給与体系になるそうです。
現実はアラフォーどころか、アラフィフ以上の高年齢層が多くを占めている古い組織です。若い世代への技能承継が進まず、高年齢層の古いマネジメントに若手が疲弊しています。
若手に資金を厚くして、世代交代を進めたいのでしょうが、果たしてお金を積めば望む若い世代は働いてくれるのでしょうか。
私だってアラフィフ、若手ではありません。定年まで同じ組織で働くつもりで入っていません。が、若手と同じ仕事をしているのに、給与が維持できないばかりか下がっていくのであれば、先行きを心配します。
若い世代は、もっとシビアに考えているのではないでしょうか?定年どころか、数年単位で先行きを考えて、環境を変えていくことに躊躇しない気がします。
お金と世代交代はどんな関係があるのだろう。新しい給与体系を見ながら、時代の流れを痛感する春です。